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2016/11/17 楽天サーチに異変!「価格比較が強まる」傾向に

「同じ商品をまとめて表示する」機能

この記事は、公開から1ヶ月以上経過しています。弊社では他にも記事を公開しています。このジャンルの最新記事はこちらのページからご覧ください。

楽天店舗さん向けのお話です。

店長さん、楽天サーチの異変に気がついていますか?

ここ最近、商品検索をした際、検索結果で「同一型番の商品が1つにまとめられて表示」されることが増えました。

※上の図で、赤枠を付けた部分です。(本記事内では、この枠を「おまとめ枠」、このサーチ仕様を「おまとめ検索」と呼びます)

まだ一部ジャンルのみでの動きですが、この仕様が標準になると、JAN登録した型番商品で、価格比較がシビアになっていくのかも。

おそらく、「最安じゃないけど、魅力的な売り方をしている型番商品」が不利になりそうです。 ただβ版と書いてあるので、まだ本実装ではないようです。ここ何日かでも、仕様は頻繁に変わっており、現れたり現れなかったりします。

このブログでは、まず「何が起きているか」を説明し、次に「仕様変更の詳細説明」をします。最後に、これを受けて、「楽天サーチが今後どうなるのか?」「ネットショップはどうすべきか?」を考察してみます。

最近、楽天サーチで起きていること

楽天サーチに起きた異変について説明するために、「以前の仕様」と「ここ最近の仕様」を比較します。

以前の楽天サーチの仕様

「1店舗1枠」で商品表示

従来の楽天サーチでは、同じ商品でも「1店舗1枠ずつ」で検索結果に掲載されていましたよね。同じ商品でも、価格や配送条件やオマケやアピールポイントが違うので、店舗がそれぞれに工夫を凝らし、サムネイル画像やキャッチコピーでアピールしていました。

「最安ショップを見る」時はボタンクリック

店ごとの個性が表れて良いのですが、一方でお客さんからすると「探しにくい」と感じるケースもありました。そこで、「同一商品をまとめて表示して最安を探したい」お客さんは、「最安ショップを見る」ボタンをクリックすることで、最安商品が分かる・・という仕様でした。以下のボタンです。

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具体的には、「商品価格ナビ」という、楽天が運営する型番商品の価格比較サイトへリンクするようになっていました。
カタログID(※)を登録しているショップの商品が一覧できます。なお、このボタンが表示されるのは、店舗での商品登録時にカタログID(※)を登録した場合のみです。自動で紐付くことはありません。
イメージが湧かない方は、実際のページをご確認下さい。商品価格ナビはこちら

※カタログIDとは
JANコード、EANコード、UPCコード、ISBNコードなど、商品を特定するための製品コード。カタログIDを登録すると、「商品価格ナビ」に自店商品が掲載されるようになります。

最近の楽天サーチの仕様

ところが、現在の楽天サーチでは、「1店舗1枠」ではないことが増えました
「最安ショップを見る」をクリックしなくても、「同じ商品が1つにまとめられて表示」されるケースが増えているんです。

以下の画像をご覧下さい。商品名や写真をクリックすると、前述の「商品価格ナビ」にリンクします。

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同じ商品がひとまとめにされてしまうので、サムネイル画像やキャッチコピーでお店毎のウリをアピールできなくなりますね。なお、繰り返しますが、これは「一部ジャンルのみ」での現象です。ただ、今後広がっていく可能性があると考えます(後述)。

以上が、最近起きている楽天サーチの変化です。

注意:楽天市場の仕様は頻繁に変わります

ただ、この仕様は頻繁に変わっているようです。ここ3~4日観察している中でも、

  • おまとめ枠の枠数が、日によって大きく変わる(多い日もあれば、少ない日もある)
  • 昨日は表示されたおまとめ枠が、今日は表示されない
  • スマホでも確認できる日もあれば、確認できない日もある

など、仕様が定まっていない印象を受けています。なので、以下でご案内する仕様が、タイミングによっては再現できない可能性もあること、ご了承下さい。

楽天サーチの新仕様の詳細

ここからは、上記の仕様について、もう少し詳しく説明します。

おまとめ枠は、どんな時に現れる?

ジャンル指定した状態で、商品検索を実施した際に現れます。

全検索結果に表示されるわけではなく、家電ジャンルなど、型番検索されやすいジャンルで検索すると、出て来るケースが多いです。「加湿器」「iPhoneケース」などを検索してみて下さい。
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おまとめ枠が表示されるのは、どの画面?

PC・スマホそれぞれでの検索結果画面です。

PCサイトの検索結果画面

デフォルト(=初期表示)で、「同じ商品をまとめて表示する」タブが選ばれます。
個々の商品情報に紛れて、「まとめて表示」枠が表示されます。おまとめ枠の挿入箇所は、ランダム表示のように見えます。

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スマホサイトの検索結果画面

スマホでも、同様のおまとめ機能が確認できました。

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おまとめ枠のリンク先は?

「おまとめ枠」をクリックすると、こうなります。
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楽天の「商品価格ナビ」ページが開き、カタログID(JANコードなど)を登録しているショップの商品が、一覧で表示されます。

楽天のFAQのおまとめ機能の紹介

この機能について、楽天市場のFAQで詳細説明がありました。

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今後、楽天の検索結果の仕様はどうなるか

こういった変化から、楽天の仕様が「どう変わっていくか」を考察してみました。
※個人的な見解です。

近々、本リリースされるのでは?

以前から楽天では、新しいレイアウトにするときには、事前に「A/Bテスト」(端末毎に仕様を変えて比較テスト)が行われています。
なので、最初この機能を見かけた時は、A/Bテストかと思いましたが、そうではないようです。どのPCで確認しても、一律同じように表示されたからです

なので、A/Bテスト段階よりも一歩進んでいて、本リリース寸前ではないかと思います。本リリースを控えた「動作テスト」ではないでしょうか。(想像)

まだβ版となっているので、いつ本番実装されるのかは分かりませんが・・・今後に注目です。

カタログIDを登録すべきか?

今の時点では、この機能が適用されるのは、商品登録時に「カタログID(JANコードなど)」を登録した場合のみです。これは、店舗側で調整可能です。

カタログIDを登録した場合

露出が増える側面もありますが、同一型番の商品とまとめて表示されます。つまり他店との価格比較に晒されます。なので、最安だったり、配送が早い店でない場合は、かえって不利になるわけです。

カタログIDを登録しない場合

同一型番の商品と、まとめて表示されることがありません。価格競争を避けたい場合は、製品コードは登録しない方が賢明でしょう。

ただし、今後「まとめて表示される枠」が、「通常の商品よりも優先表示される」状態になった場合は、「カタログIDを登録しないと露出機会が無くて不利」になる可能性があります。

将来的にカタログIDは「登録必須化」されそう

将来的には、JANなどのカタログIDは登録必須化されると考える方が、自然です。
実際、「本・DVD」など、一部ジャンルでは、製品コードの登録が必須化されます(2017年1月ごろに施行予定)。
おそらく、製品コードが登録されていて、まとめて見れるほうが、お客さんにとっては便利です。

競争激化の中、「最安・最速ではない型番商品」をどう売るか?

この動きは、「楽天のアマゾン化」といえるかもしれません。価格競争は、厳しさを増していく恐れがあります。

型番商品を「高めの価格」「遅めの配送」で販売する店では、こんなことを考える必要ががあります。

  • 価格・スピード訴求以外で、「ウチで買ってもらう理由付け」はなにか
  • 検索結果やそれ以外の場所で、どう露出するか

方法としては、例えば、セット商品やサービスパッケージ化することです。

たとえば、「○○という型番商品と△△のセット」「○○という型番商品と△△サービスのセット」は別商品ですから、まとめて表示の対象から外れます。検索結果画面上での露出がどうなるかは、分かりませんけど。。

そのセットが、「店側の利益を増やせるという価値」ではなく、「お客さんにとっての価値」があるなら、おそらく露出できるでしょう。なぜなら、求められるものを優先表示するのがモール(などプラットフォーム)の仕事だからです。
なので、「型番商品を使って、どんなセットやサービスを作るか」と考えると、良いかもしれません。

中小企業が価格競争を抜け出すには

関連して、以前、弊社代表の坂本が、中小企業は「非価格競争」を目指すという方針をブログで書いていました。ヒントになる部分があると思うので、合わせてお読みください。

PS

モールの仕組みも世の中もどんどん変わっていますから、過去のやりかたに囚われず、柔軟に考え、対応していく必要がありますね。悩んでいる方は、ぜひ、私たちにお手伝いさせて下さい!

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    この記事を書いた人

    味藤絵美子
    有名EC企業にて、店舗の立ち上げから店長まで一連の運営業務を経験し、実績を重ねる。その後、食品メーカーに転職、衰退した人気店の建て直しに尽力。2年間でアクセス数4倍、転換率2倍とし、再成長させる。メーカー型、仕入れ型、大規模、小規模共に経験している守備範囲の広さが強み。ネットショッピングが大好きで、女性ならではの柔らかい物腰の中に、鋭いお客目線が光る。

    このブログについて

    中小ネットショップ専門のコンサルティングを行う「コマースデザイン株式会社」の社員ブログです。

    値引きや広告に頼らない販促施策を中心に、小さな会社や1人事業のための業務改善・組織運営術など、経営全般にわたって支援をしています。

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    Eコマースの運営ノウハウ本を出版し、10回以上増刷されて業界で1位のベストセラーとなりました。

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