メーカーECです。売上が伸び悩んでいます。
商品数の少なさがネックかも・・でも、メーカーだから簡単に商品が増やせません。取扱い商品を増やせば状況は変わるでしょうか。どうしたらいいのでしょうか。
売上が伸び悩んだときは、商品を開発して増やすというのも一つの方法ですが、同じ商品でも、「新しいお客さん」が買ってくれるようになれば、売上が伸びますよね。今回は「商品数を増やさずに新しいお客さんを増やす」方法を紹介します。
メーカーECが、商品を増やさずに「新しい客層」を開拓するには
売上が伸び悩むと、なにか打ち手がないか、焦ってしまいますよね。
特にメーカーECの場合は、仕入れ型のお店と違い、「簡単に商品を増やせない」「安売りしづらい」とお悩みの方も、多いのではないでしょうか。
打開策の1つとして、「取扱商品を増やす」ことを試そうと思われるかもしれません。ただ、新商品を作る際には、お金も手間もかかります。売れなかった時のリスクは、仕入れ型のお店よりも大きいわけです。
でも今のままではじり貧。どうするか・・
まずは商品の種類を増やすのではなく、「お客さんの種類を増やす」方法を考えてみましょう。同じ商品でも、「新しいお客さん」が買ってくれるようになれば、「既存の売上+新しい売上」で、売上が増えるはずです。
メーカーECが新市場を開拓するための考え方
今ある商品を生かして、「コストをかけずにお客さんを開拓する方法」を考えてみましょう。
「売れる」キーワードを増やす
すぐに取り組めるのが「検索キーワードを見直して、新しいお客さんを獲得する」方法です。
…というと、すぐに「検索順位を上げる」ことが思いつくかもしれません。しかし、それは茨の道です。
まず、「実際に売上につながっているキーワード」を見極め、それを観察し、改善していくのが売上アップの近道です。この記事では詳しく触れませんが、以下の記事で解説しているのでご覧ください。
商品の「新しい用途・新しい客層」を見つける
実は、同じ商品でも、アピール方法を変えれば、別の商品になります。
つまり、わざわざ新しい商品を作らなくても、売り方を変えるだけで、別の商品になります。
メーカーECでは、同じ商品でも、「新しい使い方・新しい価値を提供」することで、全く違った市場を開拓し、新しいお客さんにアピールすることができるんです。
例えば、「カラフルでふわふわしたゴムボール」を想像してみてください。
普通に売れば「おもちゃ」なので、想定するお客さんは「子ども」です(または、子どもに買ってあげたい父母・祖父母など)。
しかしある日、「仕事中、ボールをニギニギすることでリフレッシュでき、仕事の能率が上がるんだよね」という、本来の用途と違う「新しい使い方をしているお客さん」を発見します。
そこで、ビジネス用のアイデア雑貨として発売したら、ヒット!
おもちゃとは別の市場を開拓できました。継続してよく売れるなら、ビジネスシーンでの利用を想定し、パッケージを変更してもいいですね。
ちなみに、このボールは実在します。子供用にもビジネス用にも、使われています。
このように、Aという用途の商品が、実はBという用途にも使える(使われている)ことが分かれば、コストをかけずに商品の売り先を広げることができます。
商品の使われ方は、1つではありません。用途の広がりは、客層の広がりです。自社製品にはどんな可能性があるか。改めて考えてみてください。
※売上につながる新商品を作る考え方について、以下の記事でも詳しく紹介しています。興味のある方はどうぞ。
「1人で考える」ことに限界を感じたら、誰かに相談
今回は、メーカーECが新しいお客さんを増やすヒントについて、ご紹介しました。メーカーEC担当の皆さんは、「商品が増やせない」「しがらみが多くて身軽に動けない」など、制限が多いように思っているかもしれません。
でも、不利な側面があるなら、必ず、不利を逆手に取った有利な側面が、存在するはずなんです。自分の強みが必ずあるので、意識して観察してみましょう。
でも、1人でずっと考えていると煮詰まってきますよね…。もし、あなたの身近に相談相手がいないなら、当社のコンサルタントがお役に立てるかもしれません。
メーカーECを含め、私たちは様々なお店の相談を受けています。メーカーECの新商品開発の相談にのることも、あります。仕入れ型のお店と違い、簡単に商品を増やせない、安売りしづらい、といった難しさを抱えている店長さんも多いです。
しかし一方で、この記事でご紹介したような、メーカーECの強みを活かした売り方もできます。大きなチャンスもたくさんあります。ここでご紹介した以外の方法も、たくさんあります。私たちは、そういったご提案をしています。
メーカーECならではの強みを活かした、ネットショップ運営について、一緒に考えていきませんか。気軽にご相談ください。