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その情報だけでは買えない!商品のサイズ感を伝える4つの撮影ポイント

こんにちは、コンサルタントの小堤です。
今回は、ネットショップ初心者店長さん向けに「商品写真」の基本的なお話です。
商品を手に取れないお客さんの視点で、「サイズがわかりにくい不便さ」を把握し、「どうすればサイズ感を伝えやすくなるのか」対策の事例をいくつかご紹介します。

初心者店長さんに限らず、
・お客さんから購入後にサイズについてクレームをよく受ける
・サイズがわかりにくい自覚はあるが対処方法がわからない
といった方にも、参考になる内容かもしれません。5分で読める内容ですので、ぜひご覧ください。

商品の単体写真から大きさはわからない?

まずは、お客さんが商品写真を見て感じる「サイズがわかりにくい不便さ」を把握していきましょう。
以下、2つの問題に答えながら、お客さんの視点にたってみてください。

第1問

AとBのお皿、どちらが大きいでしょうか?
お皿単体を撮影した、2枚の写真

正解は…Bです。
Bの方が少し大きめの写真なので、正解した方が多いかもしれませんね。

第2問

第1問のAとBのお皿は、どれくらい大きさが違うでしょうか?

正解は…こちらをご覧ください。

写真Bのお皿は、写真Aのお皿よりも約3倍大きかった

「思ったとおり!」と、サイズ感がばっちりわかった方は少ないのではないでしょうか?
私はこの写真を見た時、想像以上にAのお皿が小さく、びっくりしました。

これが、お客さんの感じる不便さ、「ネットショップはサイズがわかりにくい」あるあるなのです。

届いた商品を見て「思ってたサイズと違う・・」なんてことがよくありますよね。あるいは、「欲しいけどサイズ感が心配だから買わない」「他のページも見てみよう」という展開もよくあります。前者は満足度の低下、後者は購入率の低下に繋がります。

つまり、ネットショップやECサイトにとって「サイズがぱっと見て伝わらない」状態であることは、お客さんに不親切なだけでなく、ビジネスとしてものすごく不利なのです。

買うまでの手間がお客さんを逃す

気になった商品を手に取ったこともない場合、お客さんは商品サイズをどのように判断するでしょうか?頼りになるのは「商品写真」と「サイズ情報」しか無いですよね。
「FREE」サイズは、直径12.2cm

ですが、この数字のサイズ情報だけでは、欲しいお皿が「だいたい何センチ」か把握出来ていなければ、購入決断しづらいものです。
そのため、お客さんは定規を手に取って大きさをイメージしたり、自宅のお皿を測ってみて「だいたいコレくらいか」と対比させるなど、「大きさを把握する手間」が必要になります。

やりますか?なかなか面倒ですよね。だから前述のように、勘で購入して「思ったのと違う」状態になったり、「よく分からないから買わない」という現象が起こるんです。

ではもし、手間をかけず直感的にサイズのわかるお店があったら…お客さんはどう感じるでしょうか?わざわざ調べる手間も無く、安心して商品を購入ができる!と流れっていってしまうかもしれません。

あなたのお店はどうですか?商品サイズがわかりにくいことで、お客さんを逃していませんか?

近年、ネットショップ数は増加し続け、日々競争は激化しています。
その中で、あぐらをかいて「お客さんが自分で調べて判断してよ」と言っていては、ライバルにお客さんを持って行かれてしまいかねないのです。

あなたのお店で、こういった買い物の不便さが命取りにならないよう、しっかり対策をしていきましょう。

サイズ感を伝える4つの撮影ポイント

それでは、いよいよ本題です。買い物の不便さの1つ、「サイズ感」をわかりやすく伝えるためにはどうすれば良いか、事例にそって4つのポイントをご紹介します。
どの方法も共通点は「対比の活用」です。あなたのお店では、何と対比させると商品サイズがわかりやすくなるか、イメージしながら読み進めてみてください。

ポイント1:体と対比する

体と商品の対比は、工夫がいらない、一番簡単な方法です。

「手に持ってみると」「座ってみると」というように、体と対比させると、容易に商品のサイズ感をイメージすることが出来ます。
まずは、手に持った写真だけでも十分ですが、徐々に「どういったを伝えるために、どう対比させるか」工夫してみてください。

バッグのサイズ感を持って伝える

モデルが腕に持つのは、ちょっとしたお出かけに使える小ぶりなトートバッグ。肩にかけたトートバッグは、モデルの上半身よりも大きい大容量サイズ。

出典:ZOZOTOWN

小型であることを手のひらで伝える

手のひらに収まるほどコンパクトな、スーパーファミコンの本体。

出典:Nintendo

子供と比べて大きいことを伝える

子どもが抱えて持つほど特大のタラバ蟹

ポイント2:みんなが知っている物と対比する

誰でも大きさがわかる対比物さえ決まれば、手軽に大きさを伝えられる方法です。「ペットボトルくらい」という対比は、よく目にすることも多いですよね。

ただ、この方法では対比物が商品イメージに影響をあたえるため注意が必要です。例えば、子供向け商品をタバコと対比させると、かえって商品やお店のイメージを損ねる可能性があるのです。
「サイズがわかりやすい」と同時に「商品のイメージにあっているか」という観点を大事にしましょう。

高さを伝える

500mlペットボトルよりも高さのある多肉植物

出典:AYANAS

容量を伝える

財布、ペットボトル、キーケースを収納できるボディバッグ。

ポイント3:実際の利用シーンで対比する

利用シーンを見せる方法は、セッティングなど撮影に手間がかかります。
一方で、商品サイズ感を伝えるだけでなく、「購入後のシーンがイメージしやすい」「コーディネートで商品を紹介できる」など、一石二鳥で商品をアピールできる方法です。
ダークブラウンカラーのレザーソファは、家の中を上質でゆったりとくつろげる雰囲気にさせてくれる。

出典:unico

アメニティドームLにアップライトポールをセットすれば、リビングスペースで楽しむことができる。

出典:snow peak

商品を買ったお客さんから画像をもらう

こういった利用シーンを撮影するのは、やはり手間やコストがかかりますよね。
ですが、写真は自分たちで用意しないといけないわけではありません。商品を購入した・使っているお客さんに写真をもらうという手段もあるのです。レビュー投稿と合わせて写真をもらう、ハッシュタグをつけてInstagramに投稿してもらうなど、工夫次第なのです。

ポイント4:同シリーズの商品同士で対比する

ブログ冒頭のお皿のように、同シリーズ内でサイズ展開がある場合は、出来る限りラインナップを並べた写真を撮っておきましょう。
同シリーズで対比しておくことで、お客さんを類似商品へ誘導したり、セット購入に繋がる可能性が高まります。
大きさ・形の違う3タイプ(同シリーズ)のかごバッグ。大きさ・デザインの異なった3タイプ(同シリーズ)のお皿。

掛け合わせてさらにわかりやすく

同シリーズ商品を並べるだけでなく、さらに体を対比させると、お客さんは自分にあったサイズを把握しやすくなります。

シーンに合わせて選べる3タイプの空気循環器。サイズ大は、モデル(身長160cm)の腰の高さほどまで調整可能。

出典:plywood

大人の女性モデルよりも大きなテディベア 2タイプ。

出典:lovesound

番外編:写真だけとは限らない!イラストを活用

「写真を用意したくても出来ない」場合は、イラストを活用するだけでもサイズ感はグッとわかりやすくなりますよ。

人物イラストが手にしている優勝カップは、小〜特大まで5つのサイズがある。

手間をかけるのはお客さん?お店?

では、まとめます。

まず、お客さんが買い物する際の不便さの1つに「ネットショップはサイズがわかりにくいあるある」があります。

具体的には、

  • 商品単体写真からはサイズを予測できない
  • cmなど数字のサイズ情報だけでは判断できない

という傾向です。

そこで、サイズがわからないことで他店や実店舗にお客さんを逃さないため、サイズ感を直感的に伝わりやすくする4つ撮影ポイントをご紹介しました。

  • 手に持つなど、体と対比させる
  • ペットボトルなど、誰でも知っているものと対比させる
  • 実際の利用シーンに置いて対比させる
  • 同シリーズの商品同士で対比させる

皆さんのお店で、取り入れられそうな工夫は見つかりましたか?
どの撮影も決して特別ではなく、皆さんも目にしたことがあるごくごく当たり前の方法です。しかし、その当たり前の工夫を出来ていないお店が多いからこそ、意外と差がつくポイントなのです。

ちなみに今回の考え方は、サイズ感に限ったことではありません。店舗運営を行っていく上では、常にお客さんの視点で「不明な点や、不便な点はないか」と考えることを大切にしてみてください。

困ったときは、弊社でサポートいたします!ご相談ください。

この記事を書いた人

小堤 理絵
前職では、大手ファッション通販サイトにて、営業とコンサルティングを担当。メンズ・レディースファッションはもちろん、子供服、下着、インテリア、コスメの運営経験もあり。共感力が高く、ユーザーへの“伝わりやすさ”を重視しつつも、「店舗に寄り添った提案」を心がけている。海街育ちで、趣味はボディーボード。

このブログについて

中小ネットショップ専門のコンサルティングを行う「コマースデザイン株式会社」の社員ブログです。

値引きや広告に頼らない販促施策を中心に、小さな会社や1人事業のための業務改善・組織運営術など、経営全般にわたって支援をしています。

当社について

Eコマースの運営ノウハウ本を出版し、10回以上増刷されて業界で1位のベストセラーとなりました。

弊社の知見や取り組みは、NHKなど多くのメディアでも紹介されています。

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