「ECのプロになりたい」とコンサルタントに。入社半年を振り返った感想

はじめまして。コンサルタントの槐(えんじ)です。

ブログには初登場です!スパイスカレーに目がない、埼玉出身です。
私はこれまで、アパレル・美容雑貨・ベビー用品など、様々なジャンルのネットショップを経験してきました。EC業界歴は結構長く、どっぷり10年以上在籍しています。一人店長からネットショップをスタートし、EC部門のチーム化やメンバー育成・マネジメントを経験。多様な個性を持つネットショップには、大きな可能性があると信じています。

そんな中、次第に「プレーヤーではなく、コンサルタントとして多くのお店の成長に携わりたい」と思うようになり、2022年、コマースデザインに入社しました。入社して実際に働き始めると、いい意味で目からウロコなことがたくさんありました!

そこで今回は、「入社してからこれまで」を振り返り、私が感じた率直な感想をお伝えします。当社への入社を検討している方の参考になれば、幸いです。

入社前・内定期間中はどうだった?

ツールを愛用&ブログでコマースデザインのことを知っていた

コマースデザインのことは、ネットショップの店長時代、ECツールを使っていて知っていました。
楽天ネーションズで、伝令くんが流行っていたんです。それに思わず「そうそう」とうなづいてしまうブログが多く、「なんで店舗運営していないのに、こんなに現場のことが分かるんだろう」「ネットショップのことをすごくよくわかってる会社だなあ」という印象を持っていました。

そんな中、X(旧Twitter)でコンサルタントを募集していることを知って。「こういう仕事を募集しているんだ」と応募ページを読んでいたら、明確に人物像をイメージできたんです。「これ、私かも!」って。勘違いかもしれないですけれど(笑)。「ECのプロになりたい方」という言葉も刺さりました。

応募前は、社内の雰囲気を知りたくて、スタッフブログを読んだりしてました。登山ブログを見て、「社員同士の仲がいいんだなあ」とか。

そして、「受かったら奇跡」と応募し、無事合格。晴れてネットショップ店長からECコンサルタントへと、転職することになりました。

内定後は先輩と話す機会が多く、不安はなかった

実は入社する前、あまり不安はありませんでした。もしかしたら珍しいタイプかもしれませんね。

というのも、入社前から、先輩コンサルタントの方とのやりとりが結構多かったんです。オリエンテーションで先輩と話す機会があり、コンサルティングの仕事内容やこういう先輩がいるんだ、ということが分かったり。

また、入社前に少し余裕があったので、先輩コンサルタントの方から、参考になる記事などを紹介してもらい、事前に読んだりもしていました。あとは元々あまり深く考えない性格で、有休消化で忙しかったせいもあると思います(笑)。

新人研修はどうだった?

コマースデザインでは、入社して数ヶ月間、新人研修があります。
コンサル業務は自宅でリモート勤務ですが、研修期間は渋谷にあるオフィスに出社し、トレーナーの方が横についてサポートしてくれます。一言でいうと「大変!」でした。

ドキュメントの量に圧倒された

最初、研修マニュアルの量に圧倒されました。私が「長文を読むのが苦手」ということもあるんですけど、それでも結構びっくりするボリュームだと思います。

今振り返れば「全部を覚える必要はない」と分かるのですが、最初は情報の強弱をつけられず、「ぜんぶ受け取らなきゃ」と覚えるのに必死でした。情報量が多すぎて、アップアップしてたんです。

そんな中、先輩に「その辺はね、みんな苦戦してるよ」と声をかけてもらい、「自分だけじゃないんだ」と思えたことは大きかったです。肩の荷が下りたというか。それまでは「これをみんなクリアしてるんだ…」と思い込んで、周りの皆さんがものすごくできる人に見えていたので。でも、私だけじゃなくて、みんな苦労したんだって思えたら、ふっと楽になりました。

毎日先輩に相談でき、最初から「心理的安全性」は高かった

通常、研修プログラムと現実の仕事は、大体どの会社もちょっと現場では違ったりするものですよね。
でも、コマースデザインの場合、ドキュメンテーションがすごくて、「すごくちゃんとしてそう」というイメージがあったんです。私の場合、その思い込みが弊害になっていました。完璧な人なんていないのに、「自分もちゃんとせねば」「マニュアルを全て受け取って、早くできるようにならねば」と、肩に力が入っていたんだと思います。

でも、毎日トレーナーの石黒さんと話して「私、まだ全然覚えられてないんです…」と素直に相談できたり、オフィスに誰かしら先輩がいてサポートしてもらえたので、一人で背負い込み過ぎずに済みました。いわゆる「心理的安全性」は、新人研修の時から高かったです。

コンサルタントの仕事内容について

その後、3か月目でコンサルタントとしてデビューしました。

1日のスケジュール

1日のスケジュールは、こんな感じです。
毎朝、全体朝礼があり、その後、チーム別のミーティングを開催しています。リモートワークですが、毎日顔を会わせて話しています。

時刻スケジュール
8:30始業。チャットの確認、一日のスケジュール立て
9:00社内ミーティング準備、タスク確認
10:00朝礼(全員参加の朝礼の後、コンサルティング部で1日の予定を共有しあい、お互いフォローできるようにしています)
10:30社内ミーティング(クライアントからの相談を部内で共有し、対応方針をすり合わせています)
11:30クライアントへのチャット返信
12:00~お昼休み(ランチ&昼寝)~
13:00クライアントとのミーティングやチャット返信、調査など
15:30研修
17:00夕礼(その後の予定の共有、ヘルプや相談事項など、部内に相談できます)
17:30終業

※基本の勤務時間は「10:00~19:00」ですが、当社には「時差勤務制度」があり(前後2時間までずらせます)、私は早めに勤務スタートしています。

ネットショップ店長時代とは、違ったやりがいを感じるように

ネットショップの店長をやっていた頃は、売上という明確な数値目標があったので、自分がやったことに対する成果がとても分かりやすい世界でした。

一方、コンサルタントという仕事は、自分が成果をあげるのではなく、クライアントの皆さんをサポートする黒子のような役割です。なので、最初は前職との違いに戸惑い、果たして自分は仕事をできているのか、目に見える成果を感じにくい所がありました。

でも、担当店舗を持つようになり、クライアントの方から「できました!」「ありがとうございます」という声を頂くと、自分事のようにうれしくて、きっとこれがコンサルの喜びなのかもしれないって。クライアントと一緒に悩み、いい変化が起きる場面に立ち会えるということは、コンサルの特権かもしれません。

リモートワークという働き方

意外と、リアルより話しかけやすい

よく「リモートワークだと話しかけたり、相談しずらい」という話を耳にします。
私の場合は逆で、むしろリモートの方が話しかけやすいです。返ってリアルの方が、話しかけるタイミングを考えちゃいます。

オフィスで研修していた時は、仕事をしている先輩を見て、「いつ話しかけよう…忙しそう…」「あ、トイレから戻ってきた。今だ!」という感じで、先輩の様子を伺い、タイミングを見計らってました。

でも、チャットだと、相手は自分の都合のいい時に返事をくれるので、話しかけるタイミングを気にせずに連絡できます。
用がある時にすぐチャットを送れるので、とても気が楽です。非同期で相手が都合のいい時にチャットを見るから、タイミングを気にせず話しかけられますね。

在席状態が分かるツールで、「話しかけやすさ」を確保

それに、コンサルチームでは、「Discord(ディコード)」というボイスチャットツールを活用しています。

このツールは、今相談できるかどうか、相手の状況が分かるようになっていて、すぐにミーティングを開催して相談できます。なので、急ぎの時は、相手の在席状態が分かるDISCORDを使ってます。

DISCORDの画面

気を遣いがちな人でも、「質問していいかな…今忙しいかな」なんて気にせず、コミュニケーション上のストレスを抱えずに気兼ねなく相談できます。このような仕組みが随所に整っています。

リモートならではの悩み「気軽にごはんや飲みに誘えない」

一方で、たまに雑談する場所がないのが、ちょっと寂しいなって感じるときはあります。

オフィスに出社していたら、「今日このあと飲みに行こうよ」って誘えたり、お昼休みにどこかに一緒に食べに行ったり、自然と気軽に話す場があるので。リモートだとそれがないんですよね。

また、入社当時、リモートワークだと関わり方が見えないので、「社内のコミュニケーションの度合い」を図るのにちょっと苦労しました

会社によってコミュニケーションのスタイルは、全く違いますよね。
例えば、勤続年数がみんな長く、家族のようなコミュニケーションをとる会社もあれば、「ザ・コンサル」みたいな堅苦しいコミュニケーションの会社もあります。なので、「コマースデザインはどっちなんだろう?」って。

私、勤務初日で初めて皆さんと顔を会わせたのが、「全社の締め会」だったんですよ。
数値目標などを発表している硬い場にいきなり参加したので、最初は「やばい、すごいガチガチの会社に来ちゃったのかも」「ちょっと違ったかも」って思っちゃいました。

でも、その後、月1回リモート飲み会があり、少人数にシャッフルしてグループを分けて話せる場があって。これがすごくよかったです(↓月1回開催しているリモート飲み会の様子です)。普段、業務上あまり接点のない方とも話せて、人となりが見えてくるし。会社の雰囲気もわかりました。

その他、入社して感じたこと・驚いたこと

ライティングと情報整理のスピードが速い

最初に驚いたことは、先輩の皆さんの文章を書くスピードが、ぜんぜん違う!ということ。私の3~4倍早いです。

「情報の構造化」ができるようになれば、文章を書くスピードもあがりそうなので、意識して取り組んでいました。
そんな中、ある日、クライアントの皆さんからの相談に、これまでの数倍のスピードで返信できるようになっていることに気づきました。提案できる施策や知識の引き出しが増えたことや、情報の構造化が身に付き、思考のスピードもあがっていたからだと思います。

徐々にレベルアップしていたので、なかなか自分では気づきにくかったのかもしれません。「あれ、なんか私早くない?」って、いつの間にか成長している自分がいました。こうして、数か月で「コンサルタントとしてやっていけるかも」という確信を持てるようになりました。

社内の情報が共有されており、見える化されている

日々のチャットのコミュニケーション量に驚きました。
毎朝のミーティングなどでも、都度情報が共有され、全員に会社の情報が「見える化」されています。

相手の動きが見えると、結果的に自分の業務の効率化にもつながります。また、無意識に会社の考えや方向性も吸収できるので、ズレがなさそう、と感じました。

また、会議もちゃんと時間通りに始まり、時間通りに終わるので、時間のムダもないです。

会社全体の「心理的安全性」が高い

私の中で、これが一番すごいな、と思います。
新人が入社すると、多かれ少なかれ、悪気なく置いてきぼりにしてしまったり、相手をダメだしすることで自分の価値を高める人がいたり、という話をたまに耳にします。

でも、コマースデザインではそういったことが全くなくて、分からないことは「分からない」と言え、正直に相談できる環境があります。こんな世界があることに驚きです。

もしも、この「心理的安全性」というベースがなかったら、質問1つとっても、すごくやりづらかっただろうなと思います。

一般的な「コンサルタント」のイメージと違い、人情派

最後に、コマースデザインのコンサルタントは、一般的なコンサルタントのイメージとは全然違うと思います。

コンサルというと「ガチガチの人ばかりなのかな…」なんて思われがちだと思います(私も最初そう思ってました)。ですが、当社のコンサルのスタイルは、「一緒にがんばっていこう」という、人情味あふれる近所のいい人というイメージです。

P.S.

こういったコンサルティングのお仕事に興味がある方へ。ぜひ一緒に働きませんか?

私のように、ネットショップ運営から、ネットショップを支援する立場に変わったメンバーもいれば、未経験からコンサルタントになったメンバーもいます。当社では、新人研修の期間が2~3か月あり、メンターとトレーナーの2名体制でサポートし、新人さんの教育体制も整っています。
現在、コマースデザインではコンサルタントを募集中ですので、お気軽にお問い合わせください。


ちなみに、私はこのツイートがきっかけで応募しました。自分でも気づいてなかったですが、得意分野を見つけたい心理があったみたいです。

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この記事を書いた人

槐 香子
槐 香子
槐と書いて「えんじ」。埼玉出身。10年以上EC業界に在籍し、アパレル/美容雑貨/ベビー用品など様々なジャンルを経験。某モールで講師も担当。店の個性を活かした支援、人が育つ環境づくりに興味を持ち、コマースデザインに入社した。中小ECの可能性を信じている。カメラ好きでcanon60D愛用中。スパイスカレーに目がない。

EC事業コンサルティングを行う「コマースデザイン株式会社」の社員ブログです。

値引きや広告に頼らない販促施策を中心に、小さな会社や1人事業のための業務改善・組織運営術など、経営全般にわたって支援をしています。

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コマースデザイン社長ブログ「ECバカ一代」