社内勉強会レポート:ところてんの伊豆河童

こんにちは、川村です。 2017/5/11[水]、「ところてんの伊豆河童(株式会社 栗原商店)」の社長の栗原さんとスタッフの米満さんが、当社にお越しになりました。 お店の紹介から「日頃どんな点に気をつけて、サイト制作しているのか」について、教えて頂きました!

ところてんの伊豆河童さんのご紹介

「ところてんの伊豆河童」さんは、明治2年、伊豆の特産品の天草(てんぐさ)を使用した「ところてん」の専門店。

ニッチ商材であるところてんを、長く安定して販売し、売上を立てています。突き立てのところてんを楽しめる「特製突き棒付ところてんセット」や、バレンタインで大好評の「チョコろてん」など、ファンも多い有名店です。

伊豆河童さんに伺ったお話

「伊豆河童らしさ」を表現したECサイト

サイト制作では、 お店らしさと商品の魅力が伝わることを念頭に、伝えたいイメージを元に、デザイントーンを統一

富士山の湧き水「柿田川名水」と地元伊豆産の天草をつかっている、国産のところてんであることが伝わるよう、サイトを開いた瞬間、富士山や柿田川の湧き水が目に飛び込み、清涼感を感じられるようにしているそうです。

初めてのお客さんにも「伝わる商品紹介」

スーパーで売っているところてんは、海外産の安い天草や寒天を使った、安いものが多いです。一方で、伊豆河童さんは、国産の中でも最上級といわれる、伊豆産天草をつかった高級ところてん

違いが分かるよう、丁寧な商品説明をしています。ただ、専門用語が多いとお客さんに伝わらないので、身近なわかりやすい言葉で説明。スマホでもさっと短時間で読めるよう、詰め込みすぎず、コンパクトな内容を心がけているとのことでした。

分業体制が、お店の成長のカギ

社長の栗原さんとスタッフの米満さんで、うまく役割分担できている姿が印象的でした。

昔は、栗原さんが一人でアイディアを考えて、一人でページ制作していたので、なかなか新商品を作れず、ページも作り込めなかったそうです。

米満さんが片腕として加入することで、栗原さんが新しいことを考え、米満さんがサイトのデザインや更新・メンテナンスをする役割分担に。

その結果、仕事のスピードが劇的にアップし、新商品をどんどん作れるようになりました。サイトのクオリティも上がり、売上も右肩上がりで伸びています。分業体制を整えたことで、お店の業績は明らかに上向きになりました。

サイト制作や組織論など、ぎゅっと絞り込んだお話を伺った後は、QAタイムに。お店を知ってもらうための仕掛け作り、トップページのカテゴリの切り口、どのように作り手を紹介しているかなどの質問が飛び出しました。

伊豆河童さんからのコメント

最後にコメントを頂きました!

栗原さん

先日はありがとうございました。

坂本さんとの出会いは、確か楽天を退社してすぐくらいに箱根の山の中でした(笑)。
コマースデザインさんとの関わりはもう何年になるでしょう。忘れるくらい長くお付き合いしていただいてます。

今回一緒にお伺いした米満さんに、サイトのデザインから更新からほとんどの事をお願いするきっかけは、コマースデザインさんの助言でした。

社内でいろいろなことがあり、ページの更新などが全く追いついていない時に「お手伝いしてくれる人を探しては?」と助言いただきました。

その人選も一緒に考えてもらって、米満さんと出会えました。
私の超アバウトな性格もわかってもらっていたので、それに対応できる人。私の言わんとしてることを汲み取ってくれる方。とはっきり言ってれました(笑)

おかげさまで、今ではほとんどモールやサイトの更新方法も忘れるほど頼り切ってます。
そのおかげで、私は新商品開発、会社体制の強化、ネット以外の営業活動などがスムーズにでき、ヒット商品の開発、ネット販売もネット以外のBtoBもリアルも、好調で推移しています。

今回、スタッフさんともお会いして、やっぱりネットの仕事でもリアルに人と接することは大切だなと改めて思いました。また遊びに行きますね( ̄▽ ̄)

米満さん

コマースデザインさんには、念願かなっての初訪問です。

伊豆河童のECサイト制作・更新などをしています。おそらく坂本さんがいらっしゃらなかったら、伊豆河童のお仕事することはなかっただろうな、という大きなきっかけを作っていただきました。

栗原さんは、人情味とアイデアにあふれる方です。一緒に仕事をしていると新鮮で面白いです。ECサイトでは「地元伊豆」「特産品のところてん」の世界観、「本物の魅力」をわかりやすく伝えることを、常に考えています。「伊豆河童」のところてんは、本当に美味しいのでぜひお試しください。

在宅での働き方について質問を頂いたので、少し説明します。基本姿勢は、オフィスでのお仕事と同じです。「報・連・相」は勿論のことですが、特に「推測力」「質問力」に気を付けています。例えば「何したらいいですか?」ではなく「AとBどちらにしますか?それともC?」みたいな感じです。対面しないコミュニケーションが大半ですので、誤解なく相手に伝えつつ、かつ、答えやすいようにですね。直線距離にして800km強離れていますが、「かゆいところに手が届く」ような仕事ができるよう心掛けています。

地方の中小企業さんがECサイトを運営していくのにあたって、在宅勤務できる体制づくりは良案の1つだと思います。ご検討中の方、ぜひ坂本さんにご相談ください(笑)

PS
うちもニッチ商材で安定した店舗運営をしたい」という方は、弊社のコンサルティングがお役に立てるかもしれません。ご興味ある方は以下のページをご覧ください。

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この記事を書いた人

川村 トモエ
コマースデザイン株式会社 取締役 コピーライター/コンサルタント
ライターからEC業界に転身。商品コンセプト立案やキャッチコピーなど「売れないオリジナル商品」の立て直しを得意とし、ヒット商品を多数企画。中小規模の店に対してわかりやすいコンサルティングを提供しつつ、講演や寄稿も行う。黄色本・マンガ本の著者でもある。
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