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「車輪の再発明」は本当に無駄なのか?自ら考える価値の尊さ

こんにちは、坂本です。

「車輪の再発明」って言葉、ご存じですか?「無駄な努力」の例えとして使われる言葉です。「(車輪のような)当たり前の知恵」は、素直に誰かに教えてもらえばいいものを、わざわざ手間をかけて「ゼロから発明する(再発明)」に労力を掛けてませんか?それって無駄だよね?という文脈で使われます。

でも、「車輪の再発明」は本当に無駄なのか?ということで今日は、「考える価値」について考えてみます。

「車輪の再発明」とは何か

車輪は便利だけど、とっくの昔に発明されているモノ。それを今さら発明しても、無意味ですよね。既にあるものを0から作るのは、時間がもったいない。

つまり、「車輪を発明するような手間」をかけるなら、その時間を、もっと生産的なことに使おうよ、という意味です。

「車輪の再発明に手間を掛けても仕方ないよね」等と、否定的な文脈で使われます。

誰かに答えを教えてもらうなどして時間を省略するほうが正解。ちょっと勉強すれば手に入る知識を、わざわざゼロから生み出すなんて、時間が勿体ない、と。

まあ概ね賛成です。

ネットショップにおける「車輪の再発明」とは?

ネットショップで考えてみましょう。

例えば、広告を出して成功するためには「キャッチコピー」が大事・・というのは、ショップ運営の常識です。どんな本を見ても載ってます。本を読むのを面倒くさがって、広告を出して何度も失敗して、、

しばらくしてから「そうか!わかったぞ!キャッチコピーが大事なんだ!」…って気づいたときには結構な損害が出ているわけです。

まさに車輪の再発明。

そんな当たり前のことを、わざわざ血を流しながら学ぶ必要はない。ちゃんと勉強しておけば、そんな回り道を避けられる。

そんなふうに考えるのが普通です。
しかし・・

車輪を再発明するような勉強にも、価値はある

しかし。しかしですよ。「自分で怪我しながら身につけたノウハウ」は忘れません。

だから、広告で大損しつつ試行錯誤してきた人は、たぶん、「キャッチコピーが大事」という表層的な知識とは違い、奥行きのある知恵を持っているかもしれません。

やっぱりキャッチコピーが大事なんだなあ
→比較された時に『選ばれる』ためにキャッチコピーが大事、と考えると・・
→てことは商品名もキャッチコピーみたいなものだといえるな!
→てことは、もしかしたら、商品の中身を作るより「売れる商品名」から逆算して商品を企画したらどうだろう?

などと、単純に本で読んで理解しただけの人と違って、車輪を再発明する人は怪我の痛みに耐えながら、自問自答を続ける中で、深い知恵を持つにいたり、オリジナルの方法論が生み出せるようになる・・かもしれません。

その意味においては「怪我と遠回り」にも、それなりに大きな価値がある。知識をつけて近道するのもいいけど、「遠回り」には遠回りの意味があるんじゃないかと。

先人の知恵を活用しつつ、自ら知恵を産み出そう

ここでジレンマが生じます。先人の知識に頼るのも大事だけど、自ら知恵を生み出す経験も大事。ううむ。

でも、競争が激しくなり、全体的にレベルが上がっているEC業界において失敗を重ね、損害を出しながら遠回りしていては、身が持ちません。

だから、私の結論は、知識を尊び、知識に頼らず というスタンス。

知識は、身を守るための保険です。最新のノウハウ情報は必要。だから、基本的な知識も、商売の型も、しっかり勉強する。 ただし、知識の丸暗記だけでは生き残れないことも自覚しておく。

たとえ誰の言葉でも、鵜呑みにするのはいけません。

知識を脳の中に収めて、そのまますぐ使わず、一旦、とろとろになるまで煮込みたいものですね。

PS
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カテゴリー: 判断力と実行力

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