新年のご挨拶:今年のテーマは「アンチ便利」


明けましておめでとうございます。坂本です。
気づけば今年も既に1週間が過ぎました。残り51週です!

去年の話

おかげさまで去年は実りの多い1年でした。

通称「黄色本」で定着した弊社のECノウハウ本も相変わらず好評で、増刷が掛かってほぼ2万部の実績。お読み頂いた多くの方々からコンサルや制作のご依頼を頂き、当社メンバーも増え、仲良くやってます。

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あと、忙しくてブログに書けませんでしたが、年末に週刊ダイヤモンドから取材され、当社のコンサルティングにおける考え方について1ページくらい載せていただきました

楽天VSアマゾンという特集でした。≫詳細
この話は改めてまた書きます。似たタイミングで東洋経済もアマゾン特集やってましたね。

そういえば昔、2008年の5月頃、このブログでもアマゾンの話を書きました。 私の考え方は今も変わりません。

 

今年の話

EC業界としても、去年から今年に掛けて
楽天VSアマゾンの対決色が濃くなってきたなーと思います。

お互い近づいてきている(似てきてる)のは有名な話ですが、楽天が送料にまで課金して「全品送料無料を目指す!」って言い出したと思ったら、アマゾンは「全品送料無料やめる」って言い出したというw

ダチョウ倶楽部かと(どうぞどうぞ的な意味で)。

あと両社とも(特に楽天)インターフェイスもどんどん便利になりました。凄い。
出店者のレベルも年々上がってますね。お客さんは迷っちゃいますねえ。

今年のテーマは「アンチ便利」!

自由で便利。豊富な選択肢。

どれを買ってもそれなりに良くて、満足が得られる。
コンビニみたいですね。

しかし、時々「便利ってつまらない」と思いませんか。

EC業界がどんどん便利になっていく今年は、 消費者心理の「アンチ便利」的な側面に注目していきたいです。

敢えての不便

ラーメンが1種類しかないラーメン屋とか
「ネギが切れた?じゃあ畑から取ってきて」という讃岐うどん屋(店の隣に畑)とか
お客さんが自分で調理する飲食店とか、

便利さの反動として
コンビニの逆、「キャンプ的な不便さ」を楽しむ空気もあるはずです。
ありませんか、そういうの。

反抗する消費者心理というか。
尾崎豊みたいなものです。

退屈なコンビニが買い物の全てならば
なんてちっぽけでなんて意味のない俺の生活(「十五の夜」風に)

っていう感じ。

いや、便利ですけどねコンビニ。
だからこそ反抗したくなるんですよ。

敢えての縛り

あるいは、どの商品もそれなりにいいことは知っていても
「俺はビールならこれしか飲まない」的な「俺ルール」を持ったりします。

三菱系列の人間はキリンを飲むとか、高知県人はアサヒを飲まないとか※

※アサヒが海洋深層水の研究結果を高知県から提供してもらったのに他県の深層水を使ったとかなんとか。普通の消費者には別に関係ないわけですが、そのストーリーに「乗っている」わけです。ちなみにキリンが人気です。

あと、日本酒を飲むなら東北の銘柄優先するとか。
自然を愛する俺はパタゴニア派、とか、いやいやパタゴニアはシーシェパード支援してるから絶対NG、とかw

多すぎる選択肢に対して
そういう「俺ルール」を持つことが楽しかったりします。
ありませんか、そういうの。

大体、「俺ルール」は、「俺って/私って○○だから」という個人のアイデンティティ、自己定義に紐付いているケースが多い気がしますね。

敢えてのバカ

敢えて、馬鹿な方を買う。

丁度良い商品があるので転載します。
「子供が絶対喜ばないプレゼント」です。

「欲しかったのはこれじゃなーい!!」プレゼントを開けた子供から発せられる悲痛の叫び。(略)
しかし人生、欲しい物が何のリスクもなしに手に入るなんて話はそうはありません。(略)
「コレジャナイロボ」はその絶妙な偽物感、カッコ悪さにより、その事をお子さまにトラウマ級の効果をもってお伝えする事でしょう。

http://content.screencast.com/users/ssakamoto/folders/Jing/media/561312f4-bda0-444e-af5e-4e1c413e1c9a/2013-01-06_2307.png

その名はコレジャナイロボ
なんか、「一周回ってきた」感じです。

似た方向で、「中国のミッキーマウスをぬいぐるみ化」してもいいかもしれませんね。ディズニーがどう出るか気になるところですがw

あと、茶筅(茶道でお茶たてるヤツ)の形をしたゴルフのティーがありまして、2,3回打ったら壊れることがあるそうでです。詫び寂びですね。
実用性ゼロですが、ウケます。

※ちなみにこのコレジャナイロボ、ペンタックスがコラボしてます。。

つまりは「コミュニケーション消費」

要は、モノじゃなく、機能でもなく、その時の気持ちを大事にする。 笑い方面の商品であれば、ウケればOKで、商品はどうでもいい。実用性ゼロでいい。ビックリマンチョコのチョコレート状態です。

私、これをコミュニケーション消費と呼んでます。

非常に現代的なようで、こういう消費スタイルは、実は貨幣の誕生より以前、物々交換の時代から存在します。損得のためだけでなく、友好を深めるための交換、プレゼント。自分のアイデンティティを示すための消費。

インディアンの一部部族ではポトラッチと呼ばれる儀式が開催されていたそうですが。。その中身はプレゼント交換会ですw

セレモニー的な消費といえば、現代でいうと例えば結婚式二次会とかですかねー。。面白い商品が開発できれば結構食い込めそうな市場です。セレモニーは大抵「型」がありますよね。その型自体を提案する的な。

人間は元々、モノをあげたりもらったり、ウケたり驚かれたり、意味の無いことをしたりするのが好きなはず。そんな、人の本能に根ざすコミュニケーション消費は、割高感や不便さを乗り越える可能性を持っているのではないかと思います。

そういえば「モノより思い出」ってキャッチコピーがありました。
単に売るのではなく、お客さんの思い出になる商売をしたいものです。

今年も頑張りましょう~

 
 

PS
わたくしソーシャルECには一貫して懐疑的ですが、コミュニケーション消費であれば、ソーシャルを活用できると思いますね!(でも単に毎日更新してれば良いってわけじゃないですよ)

 

PPS
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