コマースデザインについて 当社の考え方や行っている活動についてご紹介します。

地域活性化への支援

当社では、ECノウハウを活用して、地域活性化支援に取り組んでいます。

地方自治体との連携

代表坂本

一部の先進的な地方自治体では、地元経済の活性化のために、県内事業者のECを支援しようとする動きがあります。
実は、国際競争と同じように、国内でも「地域間競争」が存在します。そこで当社では、埋もれてしまわないよう県産品に競争力を持たせ、ネットを通じて県外で売れるようにするためのお手伝いをしています。

実際に岐阜県と島根県からご依頼をいただき、ECに関する講演やコンサルを行いました。

 

岐阜県での取り組み

岐阜県は、ネットショップ支援において、かなり先進的な取り組みをしています。
EC事業に取り組む企業に融資をしたり、支援センターを整備しています。
加えて、「お金ではなく、知恵を出して“場を作る”ことで貢献する」というスタンスをお持ちです。

 

当社では県庁や外郭団体からの依頼により、2回にわたり講演を行いました。各回とも150社以上の事業者さんにお集まり頂き、ネットショップの基本から応用まで色々お話をさせて頂きました。

このご縁から、地元有志による勉強会でも、当社書籍を教科書として使っていただいています
今後、「地域のECに貢献する人材」の育成にも関わっていきます。

≫岐阜県での「販路拡大セミナー」の様子はこちら

島根県での取り組み

島根県庁からも、支援のご依頼をいただいています。

同県で特徴的な取り組みは、県の出資によるECコンサルティングです。
「特定店舗に支援を集中させ、まずは成功事例を作る」との県の判断から、「コンサル料金の半分を県が負担する」という形を取りました。
まず2店舗を支援し、2013年の年末には、A店は前年の2倍、B店は前年の4倍にまで売上が伸びました。この成果を受け、2014年はより拡大した形(8店舗)で同企画を実施、2015年・2016年と毎年継続して開催しています。

講演も何度か行いました。当社川村が担当した「売れるキャッチコピーの書き方」では、コピーを考えるときにやってしまいがちな失敗として「自分の店の商品を自己愛で語らないように。かわいいからと“親バカ”になってはいけない」といった話をしました。この反響は大きく、講演後には名刺交換を求める長い列ができるほどでした。おそらく、地域の生産品を売る際の典型的な失敗パターンとその対策を示したからではないかと思います。

≫島根県でのコンサルティング事業についてはこちら
≫島根県での「ネットショップ事業者交流会」の様子はこちら

その他の取り組み

現在、他の県庁や、地方銀行、独立行政法人などから同様のご相談を頂いています。
ご興味がおありの方は、お気軽にご相談下さい。

≫お問い合わせはこちら

「被災地によるEC」への支援

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弊社のクライアントさんや取引先中にも、被災された方がいらっしゃいましたが、毎日の業務の傍ら、特に支援をすることが出来ませんでした。

「何らかの形で復興支援に携わりたい」と考えていたところ、当社のEC分野での知見が必要とのことで、Google主催の支援に加わらないかとお声がけ頂きました。微力ながら「被災地発EC」への支援を行っています。

 

「イノベーション東北」への参加

Googleが中心となり、「イノベーション東北」という被災地支援活動が行われています。

インターネットを通じて企業や個人が力を結集し、東北のビジネスやコミュニティの復興を加速させることを目指しています。

当社もこのプロジェクトに賛同し、役員の川村トモエがサポーターとして参加しています。

「被災地発ネットショップ」への支援

代表的な支援事例としては、岩手県釜石市の水産会社「三陸いりや水産」に対する、商品紹介やサイトリニューアル支援が挙げられます。

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同社代表の宮崎さんは、以前は外食チェーンの社員としてフランスに赴任していましたが、震災を機に退職し、奥さまの実家である釜石に移住。義父が経営していた水産会社の再興を始めます。

試行錯誤の末に開発したのが、釜石の定置網にかかる「売り物にならない稚魚」を使ったブイヤベースでした。かつて訪れた南フランスの港町で味わったそれを彷彿させる、まさに本場の味。
「これならいける!」との確証を得ながら、これを誰に、どのように発信していくかが、大きな課題となりました。

残念ながら、初めて作ったホームページは「見よう見まね」の、手作り感あふれる状態。
これでは商品がどれだけおいしくても売れない、ということで、「イノベーション東北」を通じ、弊社川村のサポートがはじまりました。

行った支援

この商品の魅力を、誰にどう伝えるか。いかに届けていくべきか。
数多くのネットショップを支援した経験から、様々な改善提案を行いました。

リニューアル提案の順序としてはまず、デザインや見た目だけでなく、お客さんに商品の魅力がどう「伝わる」かが重要であることなど、ネットショップの基本的な部分をお話することからスタートしました。そして宮崎さんへのヒアリングを重ね、お客さんに何を「伝える」べきかを一緒に考えました。

「ブイヤベース」をネット検索すると、まずレシピが上がってくることからもわかるように、一般の人にとって「ブイヤベース」は「買う」ものではなく「作る」ものであるという認識です。
であれば、それに則した売り方をするほうがいい。
「このブイヤベースおいしいですよ」よりも、「このブイヤベースを使えばこんな料理ができますよ」というアピールの仕方もあるということを、宮崎さんにお話しました。
つまり、作り手目線をやめて、お客さんを想定してアピールの角度を変えたわけです。

代表的な被災地支援事例として紹介

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以上のプロセスは、「イノベーション東北」で代表的な支援事例となり、同プロジェクトのパンフレットでも紹介されました。
いずれ「被災地」というキーワードを出さなくても、このスープの魅力一本で勝負できるようになってほしい。そんな日が訪れてこそ、真の意味での復興のゴールといえるのではないかと、当社は考えています。

≫【支援事例】フランス帰りの婿さんが作る旨みたっぷり三陸ブイヤベース(岩手県釜石市)

 

被災地での講演(岩手県、宮城県)

他にも同プロジェクトの紹介により、釜石や南三陸でも、事業者向けのEC活用についての講演を行いました。

Google主催のパネルディスカッションに参加

2013年冬、Google主催で「震災から3年、キオクと復興の今」が開催されました。

当社川村は、同イベントのパネルディスカッションに参加。「東京からできる東北復興支援」をテーマに、ジャーナリスト・津田大介氏の司会のもと、”EC支援事業者の立場から被災地支援”についてお話ししました。

同イベントは動画で公開されています。≫こちら

 

弊社で考えていること

「外部の視点」から見える魅力

地方にはまだまだたくさんの魅力が潜んでいるように思います。しかし、地方の事業者さんは、自分たちの商品や地域の魅力をあまり自覚していない傾向にあるようです。

例えば、「少ししか取れないから、地元だけで食べられている、聞いたこともないような海産物」は、東京の人にとっては特別で魅力的な商品です。しかし地方の港町の人は、「売り物にならない商品」と思いがち。逆に、力を入れてアピールしていることは、東京の人からすると特段珍しくなかったりします。どうやら地方ならではの「珍しさから来る魅力」は、当事者には実感しづらいようです。

これはおそらく、「外国人から見たときの日本の魅力」が日本人には実感しづらいのと同じではないでしょうか。たとえば外国人は「コンビニで酒を買って、路上で飲める」のがすごく楽しかったりするそうです(海外では大抵禁止)。日本にいると分かりませんよね。

そのように当社では、「外部の視点」を持った客観的な立場から、「お客さんにとっての魅力は何なのか」「効果的に発信するにはどうすべきか」などを、地域の事業者さんと一緒に見つけたいと考えています。

代表コメント:地方出身者として

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都会目線みたいな話を書きましたが、私こと坂本の出身は高知県です。

「高知といえばカツオと坂本龍馬」ということで、比較的知名度の高い地域ではありますが、経済的にはなかなか厳しいそうです。
都道府県ランキングでは結構下のほうですね。。

以前、たまたま県知事の講演を聞く機会があったのですが、知事曰く、

  • 「平野が少ないため、他県のように大量生産はできない」
  • 「だからプレミアム感のある、単価の高い作物を増やしていきたい(フルーツトマトなど)」
  • 「少量生産でも単価が高ければ売上になる」
  • 「珍しさと品質で勝負」

という方針を取るとのこと。
前述の「『聞いたこともないような商品』の『珍しさから来る魅力』」に近いものを感じます。

世の中は、今後も「安くて便利」を求めるでしょう。
しかし、消費社会が成熟していくと、市場は、安さ・便利以外の「あるもの」を求めるようになります。それは、「極めて幅広いニーズそれぞれに答えられる、極めて幅広い商品群」
なぜなら、豊かな市場とは、豊かさとは、「安くて便利」ではなく、「選択肢が多い=自分にぴったりのモノを選べる」ことだからです。

具体的には、「そのへんのコンビニでは買えない商品」、一般的ではない商品・・への需要が高まります。そう考えてみると、地方は有利です。
そして「幅広いニーズと幅広い商品のマッチング」は、インターネットの得意とするところ。
地域関係なく、どの県からでも都会に商品を売り込めます。コストも安い。

そう考えると、以下のシナリオが成り立ちます!

  • 今後のECは「安さと便利」が普通になり、物珍しさ・幅広さが求められる
  • その際、「東京人の知らない地域の魅力」は大きな武器になる
  • ネット通販を使えば、低コストで、どの地域でも勝負できる

                  ↓↓↓

  • だから地方発ECが強くなる!(はず)

というわけで、当社では、ネットショップ支援の経験を活かして、地方の魅力をアピールするお手伝いをしたいと考えています。

ただし、「食べてくれれば分かる」「来てくれれば伝わる」「会わないと伝わらない」というスタンスでは、ネットで埋没する一方。ちゃんと言葉にしないと伝わりません。また、前述のように「県外から見た魅力に気づかない」「アピールがずれている」という状態も避けたいですよね。

地方が埋もれないために、県外の目線を取り入れて、ネットを使ってうまくアピールしたい・・という方。当社がお力になります。気軽にご相談下さい。