「スタッフ巻き込み型」ノリノリ店舗演出

7/28のテレビ東京「ガイアの夜明け」が面白かったです。脱価格競争の実践例が紹介されていました。

スーパーの成功事例に見る、店舗演出法

このブログでも先日書きましたが(下記記事)、ほんと、付加価値関連のリアルな実践例は貴重ですね。勉強になります。

素人 VS プロ、脱価格競争のリアルな実践例

番組内容はこちら。
ショーアップで売れ!~異色スーパーの魅せる売り場演出~

http://www.tv-tokyo.co.jp/gaia/backnumber/preview090728.html

2通りの、全く逆のアプローチによる、売り場演出事例が紹介されています。

1.パートのおばちゃんが、素人目線で楽しみながら演出する人気店舗
2.プロの店舗デザイナーが科学的に演出する店舗リニューアル

この対比っぷりが面白い。真逆です。
片やノリノリのおばちゃん達、片やメガネで怜悧なコンサルタント風。

素人VSプロ
スタッフの感性を生かした自由なマネジメントVSデータ分析による統制マネジメント
みたいな対比を連想します。

手段は二択ではなく、状況に合わせて選ぶもの

「どっちの方法が良いんだろう」なんて、反射的に思っちゃいました?
ヤバイヤバイ!それは多分思い込みです。視野狭窄。

私、この2パターンは使い分けだと思うんですよね。

たとえば、ToDoが明確ならトップダウン&スピード重視やプロによるアドバイスが早いだろうし、予定調和やマンネリで煮詰まってるならスタッフや顧客を巻き込んで発想と共感を引き出すのが良さげ。かつ、100%どっちかの流派に偏るんじゃなくて、組織によって濃淡があるように思います。会社の発展段階によっても違うでしょうね。

「いまの煮詰まった時代においてはスタッフの感性を云々」っていうのは乱暴な議論であって、参加型で「そもそもを問い直す」がいいのか、トップダウンで「とにかくゴリゴリ進める」べきかどうかは店舗や市場ごとに状況が違うはずです。ということは、状況に合わせて、意識的に手法を選ぶべきじゃないかなと。。

「参加型でイノベーションを考えよう」というのも結構ですが、実は、お客さんの不満・巨大な機会損失のような「明確な取りこぼし(バケツにあいた穴)」を放置されてたりします。新しいことやるまえに基本を先にやろうよ・・ってこともありがちですからね。

という現実を踏まえた上で導入するならば、スタッフ巻き込み型ってのは実に楽しく、魅力的な方法だと思いますねえ!おつきあいのある某店舗も、最近コレでうまくいってるみたいなんですよねー。うちの近所のコンビニも自主制作っぽいPOPだらけです。楽しい。ちょっと研究してみようかな。

ネットショップに置き換えて考えてみる

ちなみに、 個人的にはこの2パターンを、楽天とアマゾンの対比に置き換えて理解しています。
※一昨年くらいから主張している持ちネタです。

楽天 VS Amazonの対比も、同じ構図

・3万人の店長がそれぞれ頭をひねり、同じ商品を扱っていてもあらゆる演出が存在する楽天
・緻密な顧客管理・商品管理と大胆な戦略に基づいて自動的に満足度を高めるアマゾン

この対比においては、楽天側の強みは店長力にこそあるはずなので・・・
もっと各店長さんに優しくして、楽しいノリノリ運営を推進して欲しいなあ~なんて。笑

PS
スタッフ巻き込み型が特異な組織には概して、「給料そんなでもないけどやりがいがある(と思える)」という特徴があるようです。やりがいがあるから頑張る。頑張るから成果が出る。成果が出るからやりがいがある。善循環なのかな。※番組に出たスーパーの給料がどうかは知らないです

あと、前述のおばちゃん達を熱く楽しく盛り上げていく、社長さんの役者っぷり(良い意味で)が一番勉強になりました。ちなみにこの社長さん、全局面においてエンパワー主体ってわけではなく、売上管理など幹部との打ち合せは、対おばちゃんと違って数値管理をビシっとやってました。使い分けですね。

7/31追記
あれですね、生産性が予測しづらくて、どんな才能が出てくるか分からないのは、宝探しみたいですね。「人財」とはよく言ったものだ!お付き合いしている色んな社長さんからも「社員の(予想外の)成長自慢」をよく伺いますがホント素敵だなあと思います。予想外の、というところが特に。

PPS
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カテゴリー: EC事業の組織論

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