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「やるか・やらないかの二択」というのは間違った考え方

こんにちは、坂本です。

とあるパン屋さん(実店舗)の話。

手作り・無添加で美味しくて、しかもコンビニ価格というパンなんですけど、店構えが目立たなくて、あまり売れてない感じでした。

店の見た目は・・・パン屋であることは分かるけど、どんなパンか、値段はいくらか、外から見ただけじゃ分からない。確認しようにも「お客のいない小さな実店舗」って、極端に入りづらいですからね。まさにあの状態でした。(昔のブログ記事に書いた状態

パン屋さんの入りにくい問題。どう解決する?

で、近所にコンビニがあるんで、みんなそっちでパンを買うわけです。でも私はクチコミで美味しいと聞いて、その店で時々買ってます。

ある日、私はパン屋さんに言いました。

「店の外に机を置いて、通りにパンを並べたら、買いやすくなるんじゃないですか?」
「湿気とかでパンが傷むから、表には出せない。仕方ないんだよ」

売れない原因の解決策は1つではない

うーん、なるほど。でも、表に出すか/出さないかという二択じゃないと思うんですよ。

売れない原因が、もし仮に「入りにくさ」にあるならば、それを解決するためには、「入りやすさ」を改善すべきであって、表にパンを並べるかどうかは、1つの案に過ぎないわけです。

例えばこんな感じ。

パンを並べる云々は、端っこの話ですよ。

やる・やらないの二択ではなく、まず状況を整理する

そんな感じで、コンサルなどで普段いろいろ提案してても、いま「目の前にある案」を、「やるか・やらないか」の二択で捉えてしまい、「だから何も出来ない」とか「キツいけどコレしかない」などと偏った結論を出してしまう人が多いように思います。

でも、視野を広げて、一旦問題を整理すれば・・・意外なヒントが見つかったりします。

たとえば、今回のパン屋さんの問題を分解すると・・これくらい広げられるわけです。
(クリックして拡大してみてください

これは例なので、ここに挙げた問題点や解決策も一部です。もっと色々あると思います。
ともかく、あらゆる問題は、こういう階層構造にまとめると、非常にとっつきやすくなります。

問題解決に必要なモノの考え方

これ、専門用語では「ロジックツリー」と言います。上記の書き方は我流で崩してますので、正式な書き方ではないですけど課題と対策をごっちゃにしている上に、MECEじゃないしマインドマップ寄り。。

前職では「因数分解」と呼んでました。一面しか見てないような意見をすると、「もっと因数分解して考えろ」なんて言われるわけですね。

ロジカル・シンキングで、問題を因数分解する

ご存じの方も多いかと思いますが、こういったモノの考え方を「ロジカルシンキング」と言います。今では、ある程度以上の規模の会社では、常識になっているんじゃないでしょうか。私も前職で研修を受けました。

会議室に集まって、問題点とその原因のツリーを作ると「あれも課題じゃない?」「これ抜けてない?」なんて意見が皆から出て、次に「こういう対策が良さそうだ」「これもできそうだ」って感じで施策のアイデアが出て、最後に整理してToDo決めて担当者決めて〆切作って解散。翌週集まって互いに進捗報告、以下繰り返し、みたいな。

問題の全体像が見えると、取るべき施策が分かる

「問題の全体像」が見えると「やるか・やらないか」の二択ではなくて、「むしろやらない方がいい。代わりに○○をやれる」とかが見えてきます。一面的な判断をせずに済むわけです。

上記の例で言うと、
「無添加・コダワリのアピールのために、敢えて外にパンを並べずに、写真入りのメニュー表を外に掲示しつつ、文章で『パンが湿気で傷むので、外には出していません。我が子のようにパンを扱っています』などと書いて、利便性とコダワリアピールを両立し、そこに値段を添えることで、「こだわってるのに安い」というギャップ感を狙う」
などという方向性が見えてきたりします。

私、「よくそんな作戦思い付きますね」なんて言われることが多いですが、その背景には、上記のような考え方があります。

ネットショップを運営している方へ

でも、ネットショップ運営者の中には、ロジカルシンキングに接する機会が無かった方も多いようです。大手出身でネットショップ起業したような社長さんと比べると、やっぱり、自営出身の方のほうが「デカイ問題を細かく分解して捉えようとする姿勢」がやや弱い傾向にあるかも(もちろんそうじゃない人も多いですし、そもそもロジカルシンキングが全てではありませんが)。

まあ、「ロジカル」ってなんか偉そうですけど、そんなに難しい話ではありません。要は、大きな問題は、分解して、一口サイズにした方が食べやすくなるってことです。食パンと同じですね。まるごとかじりつくより、スライスした方が食べやすい。

ぜひ習慣にしてみて下さい。私も、自分の仕事を整理するときには必ずコレをやってます。

PS
「ネットショップ運営で陥りがちな落とし穴」は大体決まってますので、弊社では「スライス済み」の状態で対策をまとめてあります。好評の「顧問型ECコンサルティング」の詳細は、以下からどうぞ。

カテゴリー: 判断力と実行力

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