2018年12月に、楽天コンサルティングの最低契約期間を延長しました。
(変更前)最低3ヶ月は契約
(変更後)最低6ヶ月は契約
以下、経緯と延長の理由についてご説明します。
経緯:弊社サービス内容を「誤解して申し込む」方が増えた
ここのところ、契約開始したばかりのクライアント様から、「最低契約期間(3ヶ月)終了と同時に解約したい」という ご連絡を頂くことが増えてきました。 以前にはなかったことです。
なぜかと思い、理由を伺うと「すぐに業績が回復しないから」とのこと。さらによく伺ってみると、そもそもサービス内容を誤解されていることがわかりました。
誤解されている内容
解約を申し出られたクライアント様の多くは、「3ヶ月で売上を戻す」ためにご契約されていたようです。
- 下がった売上を至急回復させるため、まず3ヶ月だけやってみる
- 3ヶ月で売上・利益が回復するかどうかで継続判断する
「3ヶ月で○○」という、結果にコミット的な、流行のトレーニングのようなイメージです。
また、こういったクライアント様からは、いざ開始してみると
- 背景にある考え方については知りたくない・勉強したくない
- 業績を伸ばすための手順だけ教えて欲しい
といったリクエストをいただきます。
しかし、こういったお声の多くは、残念ながら、弊社のサービスを誤解しているために出てくるもので、お応えすることができません。
本来の内容
弊社のコンサルティングは 業績回復への「答え」を提供するサービスではありません。
経営、運営上の問題を共有し、顧問のような形で、相談相手、パートナーとして長く重用していただくためのサービスです。
そのため、前提となる知識をじっくり学びつつ一緒に考え、対策を講じていくことを大切にしています。短期間で数字を伸ばすと言うよりは、収益体質へと時間をかけて改善していくのが私たちのコンサルティングです。例えるなら、手術のように即効性のある解決策ではなく、漢方のようにじっくりと効果を発揮していくものなのです。
ですから、弊社サービスの最低契約期間は「もし何か事情があれば3ヶ月解約でも結構です」という、クライアント側のリスク軽減の目的で設定していますので、3ヶ月で結果を出すという意味ではありません。
にも関わらず「3ヶ月で売上が伸びる」と読み違えてしまったり、「よくわからんがとりあえず3ヶ月だけやってみよう」という方が増えてきています。
「最低契約期間」延長の理由
確かに、最近は競争激化や、各種コストの向上などの外部要因から収益が急低下し「早く業績を回復させないとまずい」という方も少なからずいらっしゃいます。その緊急性は良く分かります。
しかしその上で、最低契約期間の延長を決定した理由は、次の2つです。
1:ミスマッチを解消するため
弊社では、コンサル開始前に「今後そのお店がどうなっていくべきか」という本質を踏まえ、中長期的な方針まで時間をかけてじっくりと考えています。
「なんでもいいから3ヶ月で売上(利益)をあげて!」と思われている場合、そもそも見ている地点や目的が違うため、お互いが望まない、残念な展開になるようです。
ミスマッチを避けるために、この点を契約前の確認ページ等で何度も案内して参りましたが 、どうしても伝わらず、誤解したまま申し込みされる方が後を絶ちません。「鎮痛剤」を求めている方に「漢方薬」のご提案をしても、即効性がないので結果として、期待と違う、時間のロスに感じられてしまうことになるのです。
2:当社のコンサルを必要としている人に提供するため
弊社の方針と望んでいることが合わないお客様からの申込、いわばミスマッチが増えた結果、申込からコンサルティング開始まで、長いときには数ヶ月分の行列ができてしまっています。そのため、当社のやり方である漢方スタイルを希望されているお客様に、すぐに開始できず予約状態でお待ち頂いているという状態です。
そのため、本来のコンサルティング対象である「長期でじっくり取り組みたい方」に、スムーズにサービスをお届けできるよう、「最低契約期間」を変更させて頂くことになりました。
もしかすると、今までのように気軽に申し込みづらくなるかもしれません。しかし、真に私たちが支援すべき方に絞ってご支援させていただくために、やむを得ずこの判断に至りました。
弊社サービスの内容、そして、最低契約期間の意味をご理解いただいた上、コンサルティングにお申し込みいただければと思います。
どうぞよろしくお願い致します。