今回は、ファッション関連用品を販売するお店のECコンサルティング成功事例をご紹介します。
店長さんは、ネットショップを本格化させようと試みるも、なかなか手が回らず、具体的に何から行えばよいのかわからない、とお悩みです。ただ、「なるべく外注には頼らずに、自力で正しい運営ができるようになりたい」とお考えでした。
本格的にECに取り組みたいが、具体的な施策がわからない
このお店は、実店舗を経営する片手間で、自己流でネットショップを運営していました。
そんな中、実店舗の売上が低下。それに伴い、店長さんは本腰でネットショップに取り組もうと決意したものの、何から手をつけるべきか、「具体的に」よくわかりません。今までは、自己流で見よう見まねでネットショップ運営をしていましたが、それが合っているのか自信もなく、実店舗の経営も抱える中で、なかなか手が回らないという状況。
業者に依頼することも1案としてありましたが、店長さんはなるべく外注には頼らずに、自分で足場を固めていきたいと要望をお持ちです。そこで、一緒に伴走できる相手として、弊社コンサルタントにお声かけをいただく事となりました。
店舗情報
- 業種
- ファッション関連
- コンサルティング継続期間
- 4ヶ月
- MEMO
- 品質重視のファッション関連用品を扱われているお店です。
やるべき事を明確にし、優先度の高い施策から実行
ご相談をいただいてから、弊社コンサルタントが店舗のやるべき施策の順序を明確にし、優先順位の高い施策からご案内させていただきました。
このお店においては、お客さんの7割がスマホ経由であることと、商材の特徴から、まずはスマホ対策に取り掛かりました。ただ、店長さんは実店舗の経営もあり忙しく、一度に沢山のことに取り組めません。その状況を考慮し、スマホ対策の中でも「手間がかからず、重要度の高い施策」から着手。一方で、「これは今やらなくて良い」等、何を後回しで良いかを判断するサポートもさせていただきました。
施策の一例をご紹介しますと、「ナビゲーションの充実」が挙げられます。このお店のスマホページでは、何を扱っているのか品幅が把握できず、知る人ぞ知る「隠れメニュー」のような商品が多数あったからです。
例えば、雑貨店で傘を扱っていても、「傘」もしくは「雨具」「ファッション雑貨」などのナビゲーションが無ければ、偶然探しあてられたお客さんにしか、取り扱いに気付いてもらえません。これはとても勿体ない状態です。実店舗であれば、お客さんの要望を聞きつつ、「こちらにありますよ」と案内ができますが、ネットショップでは何を扱っているかを明確にしておく必要があるのです。
そこで、このお店では何を扱っていて、どこに何があるのか、お客さんが商品を見つけやすいよう、ナビゲーションを整理していきました。
他には、実店舗があり、商品に対しての専門性がある点をアピールし、お客さんがどんなお店であるかがイメージしやすく・安心してお買い物をしてもらえる要素をひとつひとつ加えて頂きました。
まずはスマホページが充実し、改善策も好評
上記の施策を行っていただいた結果、スマホページの情報が充実し、初めて来店された方にも「どんなお店」で「何がどこにあるのか」わかりやすく、スムーズにお買い物をしていただけるようになりました。また、既存のお客さんからも「スマホページがわかりやすくなった!」と、好評のようです。
スマホページ以外にも、まだまだご提案できる施策がたくさんあるので、これからが楽しみです。
弊社では、今回の例のように、「具体的に」何から手をつけるべきかよくわからない、手が回らない・・・というお悩みに対しても、優先順位を踏まえ、「極めて具体的に」考え方とやり方を案内させていただきます。よって、優先事項に集中して取り組めるようになります。
また、何故やるのか・どう考えるべきか・どの順序で具体的にどうやるのか・結果はどう見るべきかなどと、理解して頂きながら実行頂くことで、考え方とやり方の両方が、店舗のノウハウとして蓄積されます。それにより、「自力で運営する力」が身に付きます。
クライアントからの声
先日、嬉しいことがありました。知人に、「お店のスマホページがすごく見やすくなってきましたね、今まではどこから商品を探していいのか全然わからなかったけど、言えなかったんです。」と、言ってもらえました。
自分自身でも、今までは “ただ商品をアップしてそれが売れて終わり” でしたが、スマホページへの重要性が理解でき、ページの改善方法も理解できてきたと実感しています。
また、コンサルティングを受けるにあたって、自分で考え、対処することで理解が深まり、さらに私が最終的に迷っていそうなところで、的確に文言や画像のアドバイスを頂いているので、満足しています。外注などでページ改善やSEO対策を任せきりにするのではなく、コンサルティングを受ける側が、お店の課題を理解しながら自分自身で処理していくので、時間はかかるがノウハウが残ります。