「文章が苦手」な理由は、「演じようとしている」から

こんにちは、坂本です。

今日は「文章が書けない」「苦手」という方に向けたお話です。仕事をしていると、文章を書く機会が多いものです。特にネットショップでは文章を沢山書く必要があります。でも書けない。悩む。大変。どうしたらいいのか・・

文章を書くのが苦手。その原因と克服方法

私も昔は文章が書けませんでした。小学生の頃、読書感想文が書けずに1時間固まるなんてこともよくありました。

しかし、いまでは、そんなに悩みませんし、日常的に文章を書いています。何が違うのか?何故書けなかったのか?何が変わったのか?

おそらく、”書けない理由は、「演じようとしている」からではないか”と思います。

作文嫌いの小学生、「作文が苦手」という作文を書く

30年前の話。

小学生の私は、読書感想文や作文が嫌いだったんです。本当に。白い原稿用紙を前にして、何も書けずに固まるわけです。時間ばかりが過ぎていく感じ。

多分3年か4年生くらいのある日、また作文を書けと言われて、何も思い付かず・・・・怒られてもいいと思ってやけくそで作文を書きあげました

タイトルは「僕はなぜ作文が苦手か」。

作文なんてこんなに難しいものを、そうそう簡単に書けるものではない。それなのに気軽に作文書けとか言いやがって。どれだけ大変だと思っているんだ・・・

子供なりにたまった鬱憤を晴らすかのように、思っていることをそのまま書きました。 それまで書いた作文の中で、一番スムーズに書けました。

文章は、自分が思ったこと・伝えたいことを書くもの

で、どういうわけか、それまでで一番褒められました。そこで気づいたんです。「作文って、思ったことや伝えたいことを書けばいいのか」と。いまから思えば・・俺は作文が苦手だ!と声を大にして伝えたかったわけで。その伝えたい気持ちが良かったんでしょうねぇ。

それまでは、作文って、「ああいうお手本みたいな感じで」「みんなと同じように褒められるような内容を」「間違えないように書く」ものだと思ってたんです。でも、作文キライですとか書いてれば良いんだったら、いくらでも書けるなと。それ以降は、作文が苦になることはありませんでした(内容はヒネくれてましたが)。

そういえば以前も、弊社のバイト君が文章苦手だっていうもんですから、なぜそう思うかと聞いたら、やっぱり同じだったんです。「ああいうお手本みたいな感じで」「みんなと同じように褒められるような内容を」「間違えないように書く」ものだと思ってたと。

ネットショップのキャッチコピーの悩みも同じ

・・よくよく考えたら、キャッチコピーに悩むネットショップの皆さんも同じでした!

ああいうCMとか人気ショップみたいな感じで、お客さんに好かれそうな内容を、間違えずに書く・・そんなこと考えてたら、そりゃ書けませんって。

業界への怒りとか、生産者と共に感じた喜びとか、お客さんに最近褒められて嬉しかったとか、なにか伝えたいことを探してみるといいかもですね。※「単に言いたい」のと「伝えたい」のは若干違います

お客さんの買い物を手伝う気持ちで、伝えたいことを書く

たとえば、お客さんに「売ろう」と思うと書けませんが、「買い物を手伝ってあげる」つもりで書くと、書きやすいし売れます。これは本当。この話、社内で共有して下さい。

黄色本にも同じテーマを書きました。法則75:筆が進まない場合は、人の言葉から糸口を掴む、です。それにしても。作文苦手だったのに、本が書けちゃったんですよ。私。それはやっぱり、伝えたいことがあったからです。

皆さんもぜひ、自分の中にある「伝えたいこと」を掘り起こしてみて下さい。いつもの仕事がちょっと楽になるかもしれません。

PS
弊社コンサルティングでは、一緒にコピーを考えたり、こちらから提案をしたり、現行のコピーに対してコメントをしたり、「スキルの習得」と「売上につながる実践」の両方をサポートしています。興味のある方は、以下をご覧ください。

カテゴリー: 売れるキャッチコピー

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