ネットショップ運営は「何を捨てるか」が大事


こんにちは、坂本です。

ニュースもまだキナ臭い感じだし、余震もあるしで、最近集中して仕事できてないなぁ、という人へ。そんな時には、個人的には整理整頓がオススメ。

以下、「なぜ整理整頓か」について説明します。

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仕事の時間配分を「攻めと守り」の2種類で捉えている人が多いように思います。

(1)守りの仕事(現状の維持。受注処理、問合せ対応とか)
(2)攻めの仕事(状況の改善。ページ改善、各種の勉強、システム導入とか)

みたいな。

で、大抵、「守りの仕事が多くて全然攻めてないっす。時間なくて。」という話になる。実際、売れない店ほど攻めてない印象。8:2とか…いや、9:1もザラだな。

「時間が足りないから攻められない」と語る人が多いんですが、時間はみんなに平等。本当の問題点は「『守りの仕事』に時間を掛けすぎている」ことじゃないかと。

そこでキーボードを倍のスピードで叩く!・・のは限界があるので、ムダを省く必要があります。例えば以下のような感じ。

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守りの仕事を減らす方法(案)

仕事を「減らす」
コスト(時間や手間やストレス)に対して「ケチ」になる。無意味な往訪・来訪を減らす。効果の低い作業はしない。頼まれごとを気軽に引き受けない。「自分の人件費」と「投資対効果」を考える。「ウチの商材ならメルマガは後回しでいいだろう」とか、教科書から外れて大胆に考えるべき。

シンプルにする
できるだけ簡略化・テンプレート化・パターン化する。例えばページやメルマガ制作で「去年の母の日に作ったものを掘り起こして使う」など。一石三鳥を狙う。全てではなく出来る範囲で。あらゆる作業で手抜きを考える。

完璧にしない
必要要件(目的)を満たせば完璧でなくても良い。無理をしない。手直しし続けて公開しないのではなく、公開してから手直しする。早く間違えて早く訂正する。価格を間違えるとヤバイですが、それ以外の表現は重く考えない

マニュアル化する
作業工程を明文化。自分自身の整理にもなるし、一度やっておけば社内・社外への作業委託が楽になる。一番簡単なマニュアルは「チェックリスト」。たまにしかやらない作業ほど、次回までに手順を忘れるのでマニュアル化が重要。

時間を再投資する
効率化で捻出した時間は、顧客満足度や職場環境を改善したり、更なる効率化のために「再投資」する。

※弊社コンサル先に向けた提案から一部抜粋したものです

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で、マニュアル化=明文化=作業の標準化=「人に任せられる状態」にするのが大事じゃないかと思ってます。外注でも社内でも。

そのためには、まず仕事量自体を減らさないと、マニュアル化作業が大変です。仕事の組み立ては一種のジグソーパズル。ジグソーパズルは、ピースが少ない方が簡単。だからピース数自体を減らすんです。つまりムダを削るのが一番最初。

昔、トヨタ出身の偉い方から習ったのですが、整理とは減らす(捨てる)こと・整頓とは並べ直すことだそうです。整理が先で、整頓は後。不要品を並び直しても仕方ないですから、何を残すか真剣に考えて、徹底して減らす(捨てる)のが先です。

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ちなみに、ムダを削る(整理する)ためには・・まず、モノをバンバン捨てることじゃないかと思います。モノは仕事に付随して溜まっているので、溜まっているモノは「無駄仕事の化身」。だからモノを捨てると仕事もシンプルになるかなあと。。個人的な考えですけど。。

オススメの捨て方は、空の段ボール箱を用意し、そこに引き出しや棚の中身を一旦全部出して必要なモノだけ戻す。「要らないモノを捨てる」という考え方だと何一つ捨てられないので、一旦全てを段ボールに投げ入れてしまうわけです。その段ボールは、明らかに必要なモノを取り出した後、部屋の隅っこに置いといてしばらく残します。あとから必要なモノがあればまだ段ボールから取り出します。で、時間が経ったら捨てる(1週間とか)。

やってみると分りますが、全然捨てやすさが違いますよ。「何一つ捨てられない」という思い込みが排除されます。ここでは引き出しとかに例えてますけど、仕事自体を減らす場合も多分同じです。業務フローを手直しするのではなく、一旦ゼロベースで組み立て直す感じ。「お客さんの満足のためには何一つ作業を削れない」というのも、単なる思い込みだと思います。本当に顧客満足を大事にする会社は、無駄の排除も徹底しているはずです(「捨てられない」のは、どっちかというと現状維持バイアスと呼ばれる心理が作用しているのでは。リンク先参照)。

事業遂行に欠かせないものは何か、と考えるのは、防災対策にも繋がりますね。

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前述の攻めと守りの仕事で言うと、攻めの仕事は外からでも見えますよね。でも、守りの仕事(の効率化)は、あまり外から見えない部類の仕事だと思います。有名店を見るとページの構成とかメルマガの内容が気になりますけど、効率化みたいな裏の努力にこそ凄味があるように思います。で、効率化というとシステム入れる話を考えちゃいますが・・真の問題はシステムじゃなくて、モノの考え方にあるんじゃないかと。

商売って、「選択と集中」が大事ですよね。以前、自店舗が何者か考えましょうという趣旨の記事を書きましたが、モノを捨て、仕事を効率化する過程にも、そういう本質的な気づきがあるような気がします。

何を残すか・捨てるか考えるのって、本当に疲れます。だからついサボリがちになる。
でも、捨てることから逃げていると、どんどん本質から遠ざかっていくような気がするんですよねぇ。

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PS
会社員が「指示された仕事が多すぎて忙しい」というのは分かりますが、自分の時間をいかようにでも使える経営者が「仕事が沢山振ってきて忙しい」って口にするのは余りカッコよくないかもですね。。自戒です。ちなみに私は全く几帳面なタイプではなく、仕事場も散らかりがちです。だからこの記事自体が自戒です、実は。

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PPS
注意。「じゃあ安売り路線を捨てよう」みたいに路線変更を云々する以前に、 目の前に転がっているムダを何とかしましょう。カッコよくて大げさな思考より、めんどくさくて地道な作業が先(重要度ではなく順序の問題です)。

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ネットショップ運営は「何を捨てるか」が大事 への2件のフィードバック

  1. マサハル のコメント:

    仕事版の断捨離ですね。この内容は、私の周りの人にも広めたいと思いました。

    面白かったよ^^がんばって続けてください!

  2. tsuna のコメント:

    NET出店してまだ1年ですが、この記事は大変参考になりました。まだ大して売れてもいないのですが、余分なことをやりすぎていて、やるべき事が出来ていないように思えました。
    電話営業の記事も参考になりました。書かれている通りの失敗(新聞広告の件)もしました。SEOでも騙されてしまいました。この一年でとても多くを学んだように思います。先行投資だと思って忘れることにしましたが、もっと早く読んでいればはまらなくて済んだかも・・・です。
    今これからも面白い(為になる)記事を期待しています。

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