戦略は「諦め」から始まる


2015-04-17_1426

ご無沙汰しております。坂本です。

先日地元から両親が上京しまして、居酒屋にて「お前ブログは更新しないのか。あの何時間かぶっとおしで何かの話をしたとかいう記事が最後だな」と言われました。むむ。。その通り。

良い機会だし、たまには親の言うことも聞いておくか。と考えて勢いで下書きを書きました・・・すると、「ぼくが何故ブログを更新していなかったのかという反省文」になってしまいましたw

ということで、以下、反省の弁を述べます。

まず、更新してませんでしたが、わたくし、このブログを大切に思っております。なぜならば、日頃あまり外出せず引きこもって仕事をしている私にとって、ブログは皆さんから「読んだよ」と言って頂くための社会の窓だからであります。また、コンサルティングのご依頼や各種の取材においても、ブログを読んで頂いているケースが多いです。そうなんです。ブログあってのわたくしなのです。

しかし翻ってみて、「本当は大切な仕事を後回しにしてしまう」ということは、わたくしに限らず、よくあることではないでしょうか。(言い訳)

実際、日頃いろんなネットショップのお手伝いをしていて、この傾向をとても感じております。

「○○さん、確かにその話も、このアイデアも魅力的ですよね、ただね、先日は『○○が一番大事』って仰ってたじゃないですか、僕もそうだと思います。で、アレはその後どうなんですか。え。まだ着手してない。いや勿体なくないですか。だって、ご自分でも仰ってたじゃ(以下略」

よくある話です・・これを自分が出来ていなかったわけですねw

そんなヤツがコンサルタントでいいのか!

いやいや皆さん、「選択と集中」って、分かっててもなかなか実行するのが難しくないですか。皆そうなのです。そう、わたくしだけではないのです。これは大きな問題です。

  • 弱者の取る道は「選択と集中」
  • 集中するには、キッチリ選んで「それ以外を諦める」
  • 優先順位のためには、劣後順位が大切

確かに常識。耳タコですよ。自分の進む道には幅広い可能性があるが、どれか1つを選び取らなければ、実現しない。選ばないままの「可能性」がいくらあっても、実現しないんだから、画餅に過ぎない。選択と集中。

なんてわかりきっておりますが。でも難しいのです。
なんでだろう。。

理屈では分かっていても、絞りが甘い。仕事に贅肉が多い。なんか、「自分に直接関係の無い魅力的な話題」についつい反応してしまう。ふらふらと拡散してしまうのです。きのうコレに集中しようと決めて、今日またふらふらしている。そんなヒマがあればブログを更新しろという話です(自戒)。

頭では分かっているんです。なぜでしょうか?

ここで冷静になって考えます。
集中できないのは・・・多分、「こうなりたい自分」が影響しているのかもしれません。

  • これも知っている私
  • これもできる私
  • こういう存在にもなれる私
  • ああいう打ち手も取れる私
  • 分かっている私
  • キャッチアップしている私
  • 無限の可能性がある私

多分、そういう「今より素敵な自分」への憧れを捨てられないのかなと。ぼく○○だって出来るもん。あの人すごいけど僕だって出来るもん。ぼくは分かってる方の人だもん。これくらい抑えておいた方が良いかな。これくらい身につけないとな。などと、目先に関係ない謎のノウハウを学び始めようとする瞬間。そこには絞り切れてない自分・・・「諦め切れてない自分」がいませんか。

勿論、新しいことやってもいいし、キャッチアップしてもいいんですけど、それは「クールに判断した結果」ですか、ってことです。それ「選び取った」んじゃなく、単に「捨てられなかった」だけじゃないですかと。回転寿司で流れてきた皿を全部食ってませんかと。

ではなくて、

  • これしか出来ない私
  • この道を進む私
  • これさえ出来ればいい
  • 自分は所詮○○屋

などと、自分の可能性を諦め、捨て、見限って、数少ない強みを見つめ直してこそ前に進めるのだ・・って、なんか書いてて寂しくなってきましたがw

でも一般論として、ある意味、自分への「健全な諦め」がある方が、選択と集中はやりやすいように思います。いろいろ諦めた後に半泣きになって本気出すみたいな。俺にはこれしかない。だからこれでは頑張る。他はやらない。可能性を諦めたほうが、希望が見つかる的な。実際、制約がある方がアイデアって出るものですし。

いくら「優先順位」とか「リソース集中」という理屈が分かっていたとしても、自分の中にある

  • (実態以上に)カッコいい自分でありたい
  • (必要以上に)良い子でありたい
  • (身の丈を越えて) 大きい自分になりたい

的な、「幼い感情」があると、「集中」にブレーキが掛かりがちなように思います。

勿論、感情とか情熱は大事だと思います。初期衝動的なものが人のエネルギー源なのだとすれば、そのエネルギーは上手に運用されなければならない。エネルギーを上手に運用する手段が戦略です。自分の幼さを自覚し、認め、それをコントロールしないと、きちんと戦略を実行できないのではなかろうか。

つまり、

  • 戦略は、実行が肝心。
  • 戦略実行の要諦は、理解ではなく、己の心にある。
  • その心とは、「諦めと決心」である。

と思いました。
すなわち、戦略は「諦め」から始まる。
まあ戦略に限りませんね。日々の仕事もそうですね。

諦めて諦めて、それでも残った「自分/自社の真ん中にある強み」が何なのか。存在価値は何なのか。そこが軸になるというか、そこしか軸にならないというか。。(他と一切被らないオンリーワンな強みなんて無いので、強みは「組み合わせ」で捉えます。この話は長くなるのでまた今度)

これから、ECは「サーチとページとカゴボタン」ではなく、もっと多様化していくと思います。特定の正解があるわけではなく幅広いスタイルが出てくると思います。仕事の仕方も組織のありようもさまざま。成長段階もさまざま。情報は沢山。事例も沢山。だからこそ、学ぶにせよ実践するにせよ、「自分のスタイル」や「現段階の自分」に合った、自分を強くしてくれるものをちゃんと見極めて、狭く拾っていかないと、パンクするんじゃないかなあと思います。そのためには「このスタイル面白いけど俺には向かない」「この情報は俺向けだな」みたいな切り分けが大事なのかなーと。

ということで、僕もあんまり手を広げないで、数少ない取り柄なのでブログちゃんとやります。(多分

PS
かといって「この道しかない」が信念化しすぎて柔軟性を失うのは、いまの時代の流れがアレなのでアレですけども。でも執着しない・諦め上手な人は多分「自説の一貫性にも固執しない」ので、柔軟性を失わずに済むんじゃないかと思います。

PPS
小学生の頃、わたしは作文が苦手な子供でした。しかし、小3か小4くらいのときに、ヤケになって「なぜ僕は作文が苦手か」という衝撃的な作文を書いたところ、それが大層褒められて、以降、文章を書けるようになりました。・・行動パターンが全く変わってないな・・・・。

PPPS
集中し損なうパターンで「貧乏性」も典型ですねー。この話もそのうち書こう。また反省文になるだろうけど。

RSS / Facebook / Twitter もやってます

更新情報をお知らせします。フォローして頂けると喜びます!
カテゴリー: ネットショップの仕事術, ネットショップ業務の効率化, ネットショップ業界の未来, ロジカルシンキング タグ: , , , パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。