売上が伸びる初詣のやりかた

あけましておめでとうございます!

新年最初の記事なので、テーマは「売上が伸びる初詣のやりかた」

まだ初詣に行ってない人は、この記事を読んでから行くと、今年の業績がアップする・・かもしれませんw

※この記事は2018年のものですが、この「初詣のやり方」はいつでも有効です

おかげさまで創業10周年

弊社は、今年の2月で創業10周年を迎えます。

「90%の会社は、起業後10年以内に倒産する」と言われる中で、社員も増え(いま12人)、小さいながらも安定してやってこれたのは、大きく2つの理由があると思っています。

一つ目は、もちろんこれまで支えてくださった皆様のおかげです。ありがとうございます。二つ目は、とある神社でお参りしたからです!今日はその話をします。

※スピリチュアルな話ではありませんw

商売繁盛の祈願で山形へ

さかのぼる事、約10年前の今ごろ。私は会社を作る準備をしていました。そんな折、妻の提案で、山形の有名な神社(出羽三山)にお参りに出向きました。

Photo by Lenten rose

山形と言えばさくらんぼだよねーくらいの軽い気持ちで行ってみたのですが。着いてみると、妙に神秘的な雰囲気で「ここには、実際神様がいるかもしれない」と思いました。

入る前は、「会社つくるので上手くいきますように!」と、お祈りするつもりだったのですが、なんかそれも虫のいい話だよな。うーん何つって祈ろうかな・・

神様=投資家だと考えてみる

そこで私は仮説を立てました。

神様は、起業家を支援する投資家(ベンチャーキャピタル)みたいなものだ。だとすれば、商売繁盛祈願とは、投資家へのプレゼンである。

投資家へプレゼンする場合

ベンチャー企業は、自分の会社に投資してもらうため、投資家(ベンチャーキャピタル)にプレゼンをしますよね。

「自分の事業はこんなに成長します」
「だから自分に投資すれば、あなたも儲かります」
「だから沢山投資してください」

「なるほど確かに儲かりそうだ。君に投資をしよう」

神様へプレゼンする場合

神様から御利益という投資を得るためには、どうすべきか。「お賽銭あげるから、儲けさせてください」・・ではダメですよね。

投資家に対してのメッセージは、「出資分以上に儲けさせるからお金貸してください」でした。
でも、神様は、投資家と違って「お金のリターン」は期待していないはずです。じゃあ何だろう。神様は、我々に何を期待しているのか。それが、投資先の選定基準になるはずです。

などと考え、結論が出ました。たぶん、神様キャピタルからの支援を得られるかどうかは、世の中に「善い影響」をもたらすかどうかだと思うんです。

神様へのプレゼンを準備する

神社の待合室にて、ご祈祷タイムまでちょっと時間がありましたので、こんなことを考えました。

多分プレゼンの方向性は、「世の中の役に立つ仕事をするので、会社がうまくいきますように」だな。

でも、神様が投資したくなる「世の役に立つ会社」・・ってなんだろう?

「世の役に立つ会社」とは何か

たぶん、世の中全体というよりも、具体的な「誰か」の役に立つ存在。そして、その「誰か」がお金を払いたくなるような存在かなと。

それは、言い換えると「存在理由のある会社」です。

  • 例えば、地域にひとつしかないスーパー。へんぴな場所だけど、頑張って営業中。地域のライフライン。
  • 例えば、アレルギーの子供が気兼ねなく食べられるアイスクリームがなくて、他社も作ってない。それを作る会社。

誰かに必要とされる会社であれば、「その誰か」が潰さないようにしてくれるはず。地域にスーパーがひとつしかなくて、必要とされていたら、「地域の人がそのスーパーを潰させない」わけです。

「存在する必然性がある会社」
「存在が許される会社」
「存在すべき会社」

誰かの役に立つ会社=存在する必然性がある会社。
潰れなさそうです。

奪い合いを(なるべく)しない

「あんな会社になりたい」と目標を掲げる人もいますが、「あんな会社」は既に存在していますね。

既に他社が存在して、誰かの役に立っているのなら、その座を奪い取ろうとする・奪い取られまいと守る・・その争いは、「自分のため」の努力なので、エネルギーが世のために使われず、消耗されている状態です。

商売をする人はたいてい、「会社の業績を上げるには」とか、「売上を伸ばすには」から考えがちですが、そうではなく「誰か」に必要とされる商売をしていたら、自然と売れるのかもなーと思います。売れるから良いサービスを作るのではなく、良いサービスを作るから売れる。

まあ、競合が存在しない市場なんて余りありませんが、丸パクリで先行者を潰しにいくのではなく、「自分たちならではの価値」を出すこと。

「いま既に存在している他社サービス」だけでは「不十分」な「誰か」が存在するはずです。

他のサービスでは解決できない問題を解決する
他のサービスでは助けられない客層を助ける・・

先行者がフォローできてない需要をフォローすることで、立派に棲み分けられるはずです。そうなれば、誰かの役に立つ会社。つまり、必然性があって、潰れない会社になるはずです。

存在意義があれば長くやっていける

長く仕事をやっていけるか。支持されて、愛されて、やっていけるかどうか。それは、自社や自店舗や自分の、「存在価値」があるかどうか次第なんだなーと。そんなことを考えました。

そして「存在価値があるかどうか」は、売上や利益ではなく、どこかの格付け機関が決めることではなく、「自分が誰かの役に立っているか」で決まるんです。

※フリーランスや会社員の方は、「誰かの役に立つ職業人になる」と考えてみましょう。職業とは「分業」です。自分と繋がる誰かのためにできることがあるはずです。

そんなことを考えつつ、無事プレゼン・・じゃなくてお参りを済ませました。

神様キャピタルからの支援が受けられると、金銭ではなく、御利益があります。リスクを避けられたり、ラッキーな縁が得られたりする・・はず。多分。そのプレゼンの成果か、なんとか10年間存続できていますね。

「神様への初詣プレゼン」をしよう

ということで、あなたも初詣プレゼンをしてみましょう!w

(Step1)初詣に行く予定を立てましょう。

どこの神社でもOK。
もう初詣を済ませたという人は、もう一度行きましょう。

(Step2)会社やお店の「存在意義」について考えます。

初詣の行列に並んでいる間に、「自店舗(や自分)の存在意義」を考えましょう。特に、「存在すべき会社ってどんな会社だろう」とか、自分/自社が今より「誰かの役に立つ存在」になるにはどうすればいいのか・・について、考えて下さい。

行列に並んで、お賽銭を入れるまでの間に考えてみましょう!

「自社の存在意義」なんてどうせ日頃は考えませんから、この短時間で「急いで考える」くらいでいいかなと。

(Step3)神様へプレゼンをします。

いざお参りの際は、(2)で考えたことを、手を合わせてプレゼンしましょう。

心の中で、神様に力説するのです。ちゃんと論理的に言葉で説明しましょう。

「私たちは〇〇をします。それは、〇〇な人にとって〇〇という意味があります。・・だから私の会社は(お店は)、世の中に存在する価値があります!御利益ください!」

あとは順次実行していけば、安定成長します!(多分)

今年も宜しくお願いします

ということで、新年一発目のブログ更新でした。

最近は時代の流れが激しすぎて、今年もまたいろいろあるんでしょうが、我々は存在意義のある会社・お店になって、お客さんに愛されて、平和に商売したいものです。

いい年にしましょうね!
今年もどうぞよろしくお願いします。

PS
今年も初詣プレゼンをしたところ、おみくじが大吉でした!

PPS
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カテゴリー: EC戦略論, 売上アップのヒント

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