楽天の「配送品質向上制度」とは?配送基準を満たした商品にラベルがつくように(追記あり)

楽天市場の配送品質向上制度について、説明します。

※2023/7/07追記:楽天から緩和条件が発表されました。
※2023/9/29追記:楽天から例外条件の詳細が発表されました。
※2024/2/16追記:「配送認定ラベル」(仮称)が「最強配送ラベル」になったと発表されました。

配送品質向上制度とは

楽天は「新春カンファレンス2023」で、2024年度に「配送品質向上制度」を導入することを発表しました。



配送品質向上制度の概要

配送品質向上制度とはなにかというと、端的に言えば、Yahoo!ショッピングの「優良配送」のような制度です。

楽天市場における商品の探しやすさや買い物のしやすさを改善し、お客さんの満足度を向上させるための取り組みです。
この制度により、楽天が定める配送品質を満たす商品に「最強配送」が付与されるようになります。

最強配送ラベルを獲得するには?3つの条件をクリアすること

「最強配送」ラベルを獲得するためには、以下の3つの条件をすべてクリアする必要があります。

条件1:楽天SKUへの対応

最強配送ラベルを獲得するためには、まず楽天SKUに対応する必要があります。
早い店では、2023年4月からSKUの移行が始まっています。楽天から移行スケジュールのお知らせが届いていますので、必ず確認し、スケジュールに沿って対応しましょう。

楽天SKUプロジェクトについては以下の記事で詳しく解説していますので、こちらをご覧ください。

条件2:お届け日表示への対応

次に、配送の最短指定可能⽇を表⽰する「お届け⽇表⽰機能」に対応しなくてはなりません。
具体的になにをしなければならないかというと、配送日時の指定ができる商品について、「SKUごとに、発送元の住所と出荷リードタイムを登録」する必要があります。お届け日表示機能は、2023年6月にリリースされます。

条件3:店舗&商品の基準クリア

上記の条件1&2に加えて、以下の全ての基準を満たす必要があります。
※あくまで現時点ではまだ案の状態ですから、今後もしかしたら緩和・変更されるかもしれません。

※2023/7/07追記:楽天から緩和条件が発表されました。
※2023/9/29追記:楽天から例外条件の詳細が発表されました。
分類基準のチェック項目(案)緩和条件
店舗基準納期遵守率「96%」以上・楽天スーパーロジスティクス(RSL)を利用しており、受注後タイムリーに出荷指示データを連携できる場合、店舗基準が免除される。
・商品の性質上、 6日以内のお届けが難しい商品は「6日以内お届け件数比率」の母数から除外して計算される(※)。
6日以内お届け件数比率「80%」以上
出荷件数「100件/月」以上
共通の送料込みライン(39ショップ)の導入
商品基準午前の注文:365日いつでも「翌日お届け」指定可・土日祝日は、通常注文締切り時間を「最短午前9時」に設定可。
・年末年始および月1回は休業でも可。
午後の注文:365日いつでも「翌々日お届け」指定可

商品の性質上、「配送品質向上制度」の基準を満たすことができない商品に、例外条件が設けられることになりました。例外対象は、以下のいずれかに当てはまる商品です。最強配送ラベルは検索順位の決定要素の1つですが、これらの商品については、最強配送ラベルがつかなくても、検索順位で不利にならない扱いとなります。

例外商品のパターン具体例
特定の日のお届けが必要なシーズナルイベント商品バレンタイン、ホワイトデー、母の日、父の日、敬老の日、ハロウィン、クリスマス、おせちの8イベント
商品の性質上、基準を満たせない一部の分類に属する商品発売日が未来の商品(予約商品のDVD・アパレルなど)、名入れ・オーダーメイド商品など多数

ユーザーへの影響

より便利で安心してお買い物できる

配送品質向上制度の導入により、楽天市場を利用しているユーザーにとっては、すぐ届けてほしい商品を見つけやすくなり、お買い物が便利になります。 検索結果や商品ページ上で「今、購入するといつ手元に届くのか」という納期の表示が分かりやすくなり、ほしい商品を受け取りたい時に受け取れるようになります。

場合によっては、ユーザーが配送スピードを基準に商品を選択する場合、「配送の早い近隣地域の店が選ばれやすくなる」などのお買い物行動の変化も起こるかもしれません。

EC事業者への影響

業務負担やコストが増すことが考えられる

一方で店舗にとっては、このラベルを取得するためには「土日の出荷も必須」になるため、出荷や顧客対応などの業務負担が増すことが考えられます。
認定ラベルを取得するためには、物流委託も選択肢に入ってきますが、委託するとコストが増える分、利益率は下がってしまいます。また、そもそも特殊な商品によっては土日出荷に対応できないものあるでしょう。今の所、対応するとラベルがつくだけで全店必須ではありませんから、ライバルの動きも注視しつつ、例えば「主力商品のみ土日出荷に対応する」など、店舗の運営戦略に沿った対応検討が必要です。

「配送品質向上制度」の楽天の支援策

配送品質向上制度を始める上で、楽天は、365日出荷対応の支援サービスを打ち出しています。

「BOSS」(楽天スーパーロジティクスへ受注データを連携するサービス)で、「RMS自動化プラン」の提供がスタートしました。店舗の受注ルールにあわせて、自動で金額変更ができるので、ある程度ルール化して受注処理を自動化することができます。

楽天出店者はこの制度にどう対応していけばいいか

こちらの記事で、対応の考え方をご紹介しています。ご参考にしてください。

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    この記事を書いた人:コマースデザイン株式会社

    コマースデザインは、EC事業のコンサルティング会社として、ECのお役立ちツールECコンサルティングを提供しています。全サービスの累計支援先企業は23,000社を突破しました。
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