今回は、雑貨を扱うネットショップのECコンサルティング成功事例をご紹介します。
この店舗は、さまざまな売上対策に取り組んでいましたが、結果がついてこない事が課題でした。
何をしても売上が伸びない
店長さんは、コストを抑えるために、ひとりでお店を運営していました。
売上を高めるために、自分自身で勉強をしたり、調べたりしながら、いろいろな対策に取り組んでいました。ページの改善や、品揃えの見直し、なるべくお金をかけない集客施策などを試していましたが、いつまでたっても足踏み状態。
そんなある時、楽天スーパーSALEが開催されました。楽天スーパーSALEは、楽天全体の売上が伸びるイベントなので、「参加すれば、さすがに売上が伸びるだろう」と、力を入れて取り組みます。しかし、終わってみると、なんと予想よりも低い売上に。
その結果を機に、「もうひとりでは難しい」「プロに相談して、やれる事をやってみよう」とお考えになり、弊社に相談をいただきました。
店舗情報
- 業種
- 雑貨
- コンサルティング継続期間
- 9ヶ月
- MEMO
- 仕入れ商材とオリジナルの、雑貨を扱われているお店です。
手を広げず、優先事項に絞って実行
弊社のコンサルタントが、店舗の状態を拝見したところ、改善できる箇所がたくさんありました。ただ、店長さんは、おひとりでネットショップを運営されています。
手間がかかる施策に取り組んでしまうと、身動きが取れなくなる懸念があります。 そこで、あまりコストがかからず、一度取り組むと効果が持続する施策として、まずは「検索対策」に絞って、力を注ぎこみました。
弊社では、このようにお店の状況に合わせて、何を優先すべきかを都度考え、ご提案させていただいています。
分析ツールを使いながら、お店の現状や効果の出そうなキーワードを分析。そこから必要なキーワードを見極め、商品情報を書き換えていくことに。
また、この検索対策に取り組む中で、大きな発見がありました。 このお店は、ニッチな商品を多数そろえています。
ニッチな商品を扱い、ニッチな客層を相手にしようとの思い入れがあり、ニッチ以外のお客さんを想定していなかったのです。
どういうことかと言いますと、たとえばチワワ専門店であれば、「チワワ」関連のキーワードで来店するお客さんを想定します。ですが、「チワワ」を意識するあまり、「犬」「ドッグフード」といった、一般的なキーワードについて考慮していなかった(記入していなかった)というような状態です。確かにニッチ狙いは有効な策ですが、これは機会損失が大きいですね。
なので、ニッチ要素は大切にしつつ、幅広いお客さんに訪問してもらえるよう、さまざまなお客さんを想定しながらキーワードや商品情報を調整し、仕掛けを整えました。 他にも、このような分析と修正を実行。更に、お店の全商品に対して行うと・・・遂に、変化が現れはじめました!
アクセス数と売上が右肩上がりに
このような施策に取り組んだ結果、お店へのアクセス数が上昇。
それに伴って、売上も伸びている傾向にあります。 これまで何をしても伸びなかったのに、「お金をかけない工夫」で変化が起きているので、今後がとても楽しみです。
ただ、アクセスが伸びたほど売上が伸びていないこともあり、ページの改善も必要です。取組むべき課題は、他にも色々あります。でもそれは、問題点ではなく、今後の「伸びしろ」なのです。
売上を伸ばすために、やれること・やると良いことは本当にたくさんありますよね。そのどれを行っても、ある程度の効果はあるのですが、しかし、それぞれお金や時間、手間がかかります。
限られた予算と人員の中で、売上アップに取り組むためには、「数ある施策の中から、優先的にすべきことは何か?」という観点から、施策を見極めることが大切です。
また、施策を実行する際には、自分の思い込みに気づいて先入観を外し、新しいやり方を考えていくことも大切です。
弊社では、今回の例のように、コストをかけずに自然な売上アップにつながる施策を、お店の状況に合わせて提案し、担当コンサルタントが二人三脚となって実行していきます。
クライアントからの声
少し前までは、イベントなど無い時はPVが300台に落ち込んでましたが、最近は500台まで上がってきてるので、少し効果が出てるのをじわじわ実感しています。
御社のコンサルティングは、迷ってることや分からないことなどをズバッと解決するのではなく、こちらが考えて答えを出すようなやり方なので、店にとっての財産になっています。
最初は、メール(※)でのやり取りだとコミュニケーションが取れるのか不安でしたが、担当コンサルタントさんの親身で丁寧な人柄が文面にも伝わり、きちんとコミュニケーションを取ろうという意志が見えてやりやすいです。
また、担当のコンサルタントさんが窓口になっていますが、その奥に会社全体でこちらのことをサポートされているという感じを受けます。売上はまだ微増(笑)の段階なので、「伸びしろ」をどんどん伸ばして、お互い喜べるように頑張ろうと思います。
※2020年5月以降、メールだけではなく、チャットやオンライン会議を活用したコンサルに変わりました。