ネットショップ運営相談室 EC専門コンサルタントがお答えします。

昨対割れが止まらない!昔は売れていたのに…V字回復するには、どうすればいいの?

数年前までは1,000万円売っていたのに、今では半分。売上の昨対割れが止まりません。
右肩下がりの売上を、V字回復することは可能ですか?

売上アップの方法はあります。ただ、時計の針は戻りません。
環境が変わっているので、前と同じ感覚で試行錯誤しても、時間を浪費してしまいます。だから、焦って「売れる方法」を考える前に、「売上減少の要因」を、事実ベースで特定することが大切です。焦らないでください。

ネットショップの売上は「取り戻せる」のか?

実は、競争激化に伴い、「売上が下がっている」お店が結構あります。私たちは色々な相談を受けてきました。そして、あらゆるご相談に、共通する傾向があるんです。

「あれこれ試して時間を浪費する」のが一番危険

V字回復を目指したときの典型的な失敗パターンは、「逆転ホームランを狙って、いろいろやり始めてしまう」こと。

色々試すこと自体は、大事です。でも、既に出血している中で、時間やお金を浪費することになります。その間、出血が続きます。 とっても危険です。

売上が下がり続けると、投入できるお金も減っていきますね。「やっといい打ち手が見つかった」ときに、もう余力がない。何もできない。そんな状態になることもあります。

繰り返しますが、「色々試す」こと自体は大事です。ただ、何年も下がり続けているのなら、そろそろ考え方を変えるべきではありませんか。

動く前に「まず観察!」

山で遭難しているようなものです。焦る気持ちは分かりますが、突っ走ると、余計に深みにはまります。まずは、気持ちを落ち着けて、観察しましょう。過去の成功要因を把握し、売上減少の要因を特定するんです。

今の売上が下がっているからとはいえ、昔の仕事のやり方が間違ってたわけではないはずです。

問題があるとしたら、昔の仕事のやり方ではなくて、「なぜ売れているか」をその時ちゃんと自覚していなかったこと。ちゃんと自覚してなかったから、早めに手が打てなかった。「自分が何によって売れているか」「周りの動向はどうか」を把握できていれば、市場環境が変わり始めた時点で、何か手を打てていたはずです。

「昔はよかった」とぼやいたり、「なぜ何もできなかったのか」など自分を責めると考えると、消耗します。そうではなくて、「何が支持されて売れていたか」を考えましょう。つまり、過去の否定ではなく「再評価」から入りませんか

売上が下がった現実を分析することは、気が滅入る作業かもしれません。しかし、過去の成功要因を正しく理解し、それが失われた要因も理解すれば、次も見えてくるはずです。

過去を見ないで否定して、一発逆転ホームランを狙うのは、試合放棄です。

時計の針は戻らない。だから・・

時計の針は戻りません。「昔と同じ状況で、同じ商品を、同じように売る」ことはできません。昔と同じようになるわけではありません。「元に戻る」ことはありません。

だから、V字回復といっても、左の線と右の線は、別モノになるはずです。「新しい成功」が必要なんです。

「売上を戻す」のではなく、「新しい何かを見つけて、減った売上をカバーする」という意識で対策に取り組みましょう。V字回復を果たしたとしても、右の線と左の線は別モノなのです。新しい挑戦が必要です。同時に、それを「闇雲に試す」のは危険です。

「一人で悩む」のはやめませんか?

「どうやって考えていいか分からない」ときは、「誰かと一緒に考える」のが有効です。

誰かを巻き込んだからと言って、目論んだ通りの売上になるとは限りませんが、1人で悩まずに済むことが、とても大きなメリットです。冷静になれます。冷静になれば、あなたは本来の実力を発揮できるはずです。

売上が落ちて自力で戻せない、なんて、なかなか人に言えないですよね。でも、このままにしておくよりは、恥を忍んで誰かに相談する方が、ずっといいはずです。

身近に相談相手がいないなら、当社のコンサルタントがお役に立てるかもしれません。過去、色んなお店の相談を受けてきました

私たちは、定型的な提案をするだけでなく、精神論でもなく、お店の状況に合わせて、一緒になって深く深く分析し、対策も一緒に考えます。作業を時短できる各種ツールも提供しているので、ひとりでやるよりも圧倒的に効率化することができます。

分析は大事です。実践主義の方は「分析しても何にもならない」と思いがちですが、実は冷静になってみてみると、結構発見があるものなんです。最優先・至急で対策すべき事が見つかることも多いです。そうなれば、迷いなく対策に取り組むことができます。これは、「迷いながら取組んでいる」ときとは全く違います。

このまま誰にも相談せず、自分だけで考えながら、あれこれ試し続ける道もあると思います。でも、冷静になって、120%の実力を発揮したいなら、私たちがお手伝いできるかもしれません。よかったら一度ご連絡ください。

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