今年に入り、携帯会社の5Gサービスが始まったり、新型コロナウイルスの影響で、物理的な接触を減らす取り組みが増えたりと、オンライン上で楽しめるサービスが増えていますよね!新語・流行語対象に「オンライン〇〇」がノミネートされていることからも、その盛り上がりは明らかです。
リアルの動きが限定されるので、その分が流れているというものの、一旦ついた道筋ですから、今後もうまく活用していけるはずです。
実際私も、海外の友達とオンライン上でやり取りする機会が以前より増えており、少し前の週末は、ニューヨークに住む友達とウェブミーティングツールを使って、一緒に大統領選挙のニュースを鑑賞しました。前よりも外国が近くなった様に感じています。
そんなオンラインサービスやツールが充実していく中、皆さんからも大人気のJim Connollyさんが、「メールマーケティング」についてブログを書いていたのでご紹介します。
みんなが外に出にくい今こそ、メールマーケティング※は重要です。もう一度見直してみてはいかがでしょうか?
※メールマーケティング、とはメルマガのみならず「メールを手段とした顧客やユーザーとのコミュニケーション全般」のことを指します
なぜメールマーケティングがうまくいかないの?
私のブログの読者から、興味深い意見をいただきました。
彼女は「メールマーケティングは効果がないということが、痛いほどわかった」とメールしてきました。
そして「なぜメールが効果的でないのでしょうか?」と質問してきました。
彼女のこの質問への私の答えは、きっと皆さんにも役に立つと思いますので、このブログで紹介します。
メールマーケティングは本当に効果がないのか?
メールマーケティングは効果があります!
むしろ、非常によく機能し、想定した通りの効果が期待できます。
メールマーケティングを正しく使えている経営者に聞いてみてください。きっとみんながそう答えるはずです。効果がないのは、やり方がよくないのです。方法が悪ければメールマーケティングは上手くいきません。
ここでは、中小企業によくあるメールマーケティングの間違いをいくつか例を挙げて説明します。
メールマーケティングでよくある間違い
「つたない文章」では、効果がありません
具体的には、
要点がわからない、何が言いたいのかわからない、文章が読みづらい等。
これでは読み手にこちらの意図することが伝わらず、行動を促すことができません。
- 電話をかける
- メールを送る
- ウェブサイトを訪れる
・・・など、ほとんどすべての中小企業のマーケティングメールは、「メールを送ったこと」に満足して、その後の読者の行動は運任せにしています。
「違った相手」に送っても、効果はありません
専門的なことをメールに書いたとしても、それを理解できる正しい相手(あなたのサービスを必要としている人)でなければ、全く効果は期待できません。
「冴えない件名」のメールでは効果はありません
適切な人に絞った、上手く書かれたメールでも、件名で目を引かなければ誰も開かないからです。
「ありきたりな提案」では効果はありません
説得力のある件名で、よく書かれたメールを適切な人に送っても、誰もが知っている一般的なサービスでは効果はありません。誰もが今使っているサービスよりも優れているサービスでないと、乗り換えようとは思わないからです。
これでお分かりでしょう。
要するに、どのような形のマーケティングも「効果がない」と拒絶する前に、正しく使えているかどうかを確認しましょう。
アダティーニョまとめ
ここからはアダティーニョによる解説です!
「件名」「提案内容」「送る相手」「きちんと内容が伝わる文」と、4つのポイントが揃っていることが、効果を生むコツなんですね。
シンプルに見えますが、いずれもよく考えると簡単ではなく、しっかりと練る必要がありますね。
今回の例は、メールマーケティングなので、ECの場合、メルマガはもちろんのこと他のマーケティング手法でも同じことが言えますよね。
最近はコンテンツマーケティングやSNSマーケティングなど、様々なマーケティングの手法がありますが、基本となる考え方は同じで、「何を伝えるのか」「誰に伝えるのか」「どう伝えるのか」がなどがずれていると、どんな最先端のツールや手段を使っても上手くいきません。
新しい手法を積極的に取り込んでいく姿勢は大切ですが、使う目的を言語化したり、検証をすることこそが重要です。
もし皆さんも何か新たな取組みをしたものの、「上手くいかないな、、、」ということがあれば、今回のブログを参考に考え方、使い方を見直してみてください!
もちろん当社のコンサルティングでも、マーケティングに関する相談ができます。ご興味ある方は、ぜひ一度以下のページをご覧ください。マーケティング手段を基本的な考え方から相談でき、自力で実行できるスキルが身につきます!
この記事を書いた人

- 前職は、アパレルメーカーにて店長業務、店舗MDなどを歴任。NYの大学を卒業後、そのまま現地採用として同社の海外2店舗の立ち上げに携わり、帰国後も海外事業に参画。高校時代を除き、7歳から20年以上を海外(シンガポール、イギリス、ロンドン)で過ごしたので、日本と外国両方の目線や感覚を持つのが強み。趣味は読書とスポーツ観戦。
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