偏った視点からEコマース・ネットショップ運営について語ります。題字提供 広栄社様

「楽天カンファレンスの二次会」に出て思ったこと

楽天市場では、年に二回、出店者の皆さんを集めてイベントをやります。
年初に行う「新春カンファレンス」と、夏頃に行う「EXPO」。

1ヶ月かけて全国各地で開催されるんですが、
やはり最大の会場である東京には全国から大勢集まるようです。

で、昨日(1/13)は、その東京カンファレンスの日でした。
今年は2000店舗以上集まったそうで。
始めて参加した方は、その熱気に必ず圧倒されます。

楽天に出店していて出たことがない方は、一回くらい出てみて下さい。
「月商1000万以上のお店」がそこら中にごろごろしていることが分かります。

.

で、私、昨日はある飲み会の幹事をしていました。
内容は「TwitterをやっているEC関係者の飲み会」です。
楽天の店舗さんもちょっと参加して、計10人ちょっとくらいで、こじんまりと立ち飲みで。。。
発起人の方(通称まさやん)はアメリカからいらっしゃるので、
のんびり旧交を温めつつ熱燗でも、

と思っていたら、その楽天カンファレンスに出ていた皆さんが大勢参加。大盛況!
まさやん氏と、楽天大学の仲山さんと西郷さんが沢山連れてきて下さいました(感謝!)

当初予定の4倍くらい?50人超。
もはや「楽天カンファレンスの二次会」状態。予想以上の盛り上がりを見せました

「甘太郎 品川一号店」で飲んでいたアナタ。ええ、幹事は私です。(北関東の方を除く※)
右写真は完全にテンパっている私です。自分の写真載せるの初めてだな。。




撮影:@ebird2010さん@haruyo_oさん 感謝!
※ちなみに、同じ店で、楽天の北関東?の営業所の面々とそこの担当店舗さん達が飲んでいたようです。

開始まで相当待たせまして、申し訳ありませんでした>出ていた方
さすが、かなりベテランの方が多かったです。
バタバタしましたが、良い情報交換ができました。

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そのあと残った方たちと、結局三次会まで飲んでたんですが、
皆さんから聞いたお話にEC業界のトレンドを感じたので、私見ですが記事にします。
若干メモっぽいですが、まあ、おいおいちゃんとした記事にします。

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  • 有名店舗間の競争は激しく、上位店舗の移り変わりも激しい。栄枯盛衰。
  • 価格競争が激しい商品で有名になると、やっぱり後発店舗が安売りを仕掛けてくる(以下繰り返し)
  • 大手企業が、中小ネットショップを追いかけてくる(大手の楽天出店も相当増えました)
  • そんな中でジャンル内上位に残り続けたり、ショップオブザイヤーを取り続ける店がいる
  • そんな店は大抵ニッチ寄り(しかも大抵利益率は高め)
  • でも、価格競争が激しい商品でも、提案力で「業界地図を変える」事が出来る(事例いくつかあります)
  • あるいは、ニッチ化した上で深掘りし、それにより差別化する方法もある(事例あります)
  • 「センスのあるメーカー直販」は、やっぱり強いなあ。。
  • 要はメーカーでも問屋でも小売店でも、利益率を取るには提案力!そしてポジショニング!つまり正しい戦略
  • 無理に規模を膨らませるのではなく、まず研ぎ澄ますこと
  • 誰でも「腹に落ちる」正しい戦略があれば、店長自身と従業員に自信が出て、エンジンが掛かる

.

そういえば、AllAboutっていう情報サイトありますよね。
そこのコンテンツを作る「ガイド」っていう仕事があります。要はそのジャンルで読者に色々提案するカリスマですね。
で、「楽天店長」兼「AllAboutのガイド」という方がいらっしゃいました。賢いなあ~。
ネットショップは、単なる売り場じゃなくなってきてると感じます。こういうやり方は、今後すごく生きるでしょうね。
あー。。この話は長いので、また改めて。

.

刺激が多かったのと、酒が残っているせいで記事がまとまりませんw

でも、長年業界に関わっている身としては、やはりECの勢いに加え、時代の変化と、同時に危機感を感じます
いくら大手がECに参入してきても、「商店街」を手伝う側としては負けたくない。
売り手が魂込めた提案は、大手の統計解析システム(レコメンド)に負けないと思ってます。

なので、私も今年は、大手と戦い、激しい競争の中でも生き残っていく戦略戦術を、
今以上に頑張らなきゃなと強く感じた次第です。ううむ焦る。

.

まあ、そんな感じで、今年も頑張ります。
がんばって戦国時代を生き残りたいですね。

参加した皆様、おつかれさまでした~

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PS
SOY受賞店さん含め、何人かの方に「ブログ読んでるよ」と言われました。
また何人かの方に「伝令くん便利だね」とも。光栄です。ありがとうございました!

PPS
甘太郎 品川一号店の、マネージャーとおぼしき斉藤さんという方が
色々融通を利かせてくれたおかげで、急な人数増加にも対応できました。安かったし。
品川で、大勢で飲むときにはお勧めです。楽天の社員さんも是非。
入口だけちょっと分かりにくいので注意。

「回り道」で自分を鍛える

こんにちは、坂本です。

今日は大晦日です。
ほとんどの方は、この記事は年明けに見るんでしょうけど
せっかくなのでブログ更新します。

あいかわらず景気悪いですね。
幸い、我々Eコマース業界は好調に伸びています。
で、他の業界の人が、うらやましそうに見ています。

するとどうなるか?

大企業が、その潤沢な予算をどんどんECに回して、あなたのライバルになります。
テレビCMや交通広告など、効果の見えづらい広告媒体を控えて
Eコマースやネット広告に回される予算がどんどん増えると思われます。

2009年は大手の通販参入・強化が目立った年でした。
2010年、この傾向は更に加速していくはずです。

しっかり自分の店を磨いて、負けないようにしましょうね!
.

閑話休題。

ちょっと読んで欲しい文章があるので紹介します。
ジェームズアレンという人の本からの引用です。

「給料の低い労働者」に関する論評です。

「ここに、悲しいまでに貧しい男がいます。
彼は自分のあらゆる環境が改善されることを願っています。

しかし、彼は報酬が少ないということを理由に、仕事をサボること、
つまり、自分の雇い主をだますことを選んでいます。

彼は真の豊かさを築くための原則を何一つ理解していません。

彼は貧困から這い上がるに全く値しないばかりか、
怠け心、ずるい思い、卑屈な考えにふけり、それに従って行動することで、
より深刻な貧しさを自分自身に引き寄せつつあります。」

要は、「貧乏だから楽してお金を稼ごう」とするあまり
自分の成長機会をも逃しており、結果としてもっと貧乏になる。

いくら労働者の権利を主張しても、
自分の市場価値を上げないと収入は増えません。

やっぱり、仕事をしながら自分を鍛えて、
自己成長と共に収入が増えていくのが普通だと思います。
「美味しいシゴト」なんてそうそうありませんって。

で、実はここからが本題!

売上げの低いネットショップに関する論評です。(私が作りました)

「ここに、悲しいまでに売れないネットショップ店長がいます。
多忙な彼は、自分のあらゆる環境が改善されることを願っています。

しかし、彼は収益が少ないということを理由に、仕事の手を抜くこと、
つまり、自分の顧客から、楽してお金を得ることを望んでいます。

彼は真の豊かさを築くための原則を何一つ理解していません。(中略)
より深刻な貧しさを自分自身に引き寄せつつあります。」

もしこんな人がいたら、まずいですねー。利益率も効率も大事ですが、
自分が無駄手間をかけて長時間労働するのは全然OK!と私は思います。

なぜなら、労働時間と成長速度は、比例するからです。(と、尊敬する人に昔言われました)

「作業の手際の良さ」は、時短を追及することで向上しますが、
ネットショップを磨き上げ、売上げを伸ばすのは・・また違うタイプの仕事ですから。

そりゃ「必ずしも長ければ良いとは限らない」ですが、
大抵の場合は、沢山働いている人ほど成長するはず。

自己成長無くして「もっと楽して売上げが欲しい」というのでは前述の労働者と同じです。

誤解を恐れず、敢えて言います(むしろ自分に向けて言います)。
回り道を恐れず、無駄手間を恐れず、もっと仕事に時間を掛けてみませんか?

帰宅が遅くなったり、疲れが溜まったり、
いらいらしたり、晩酌できなかったりするかもしれませんが、
自分とお店の成長として帰ってくるはずです!

そうやって、自分と店を鍛えて、ライバル襲来に備えましょう!
で、回り道を経て、成長したあとに、効率化を進めるのがいいと思うんです。
「回り道」と「効率化」は車の両輪じゃないかなと。
まず手探りで「けものみち」を作り、その次に「高速道路」を作るという順番です。逆はムリ。

.

じゃあ、仕事に時間を掛けて、具体的に何をすればいいの?って話ですが、
私、もうすぐ本を出します。たぶん3月ごろ発売です。
それに「これやると売れます」という話を色々書いたので、買ってください(^^;)
また改めて宣伝します。

※何年もの間、月商30万を越えたことが無い店が月商1000万を越えたりとか、
そういう無数の実体験に基づいた、具体的なノウハウ集です。

あと、もし宜しければ弊社のコンサルティング(月額3万)の利用もご検討下さい(^^;)

.

私いろんなネットショップ店長さん見てきましたけど、売れる人は実際よく働いてます。
急成長の時期って、売上げが伸びて安定した状態よりも断然忙しいですからねえ。。。
そこを乗り越えてこそ未来があるのです。

2010年は、急成長されているネットショップ店長さんたちを見習って、
私も回り道を恐れず、色々チャレンジしようと思っております。
これからもよろしくお願いします!

安売り2.0

久々の更新です。。( ; _ ; )スイマセン

日頃わたし、コンサル先の皆様にはこんなことを申し上げております。

「え?先月ご提案したアレはまだ済んでないんですか?ああ、お忙しいんですよねー
そうでしょうね、分かります、ええ、まあ時間は使い方ですから。頑張りましょう!」

って、スイマセン。私が出来ておりません。

色々ありまして。凝り性なんです・・(これも皆さんから良く頂く言い訳お返事ではありますが)
弊社提供の無料ツールが一部不調で色々調整したりもしてます。
ご迷惑をおかけしている方、もう少々お待ち下さい。すいません。

.

閑話休題。

わたしは、仕事柄、積極的に楽天の店舗さんのメルマガを受信しております。

ぜんぶ専用のメールアカウントで受信しています。
そのメールボックスは楽天のメルマガのみです。

壮観ですよ。

ポイントポイントポイント、セールセールセール。
あと【】とか★とか!とか♪
とか%とか。目がチカチカします。
画面をキャプチャして貼り付けようかと思いましたが、それは止めておきます^^;

とにかく、価格訴求のメルマガが相変わらず非常に多いわけです。
しかし、そんなメールを出している方に限って、こんな話をされます。

「ウチのお客は安売りばかりに反応するんだよね( - _- )全く」

うーん・・・・・
だって、自分から「ウチは安売り店です」って、お客さんを教育してますよね。毎回。

お客はお店の鏡ですよ。

.

で、
最近新聞を見ていますと、PB商品が広まってますし、価格もどんどん下がってますね。
百貨店までコンビニみたいになってきちゃって。

「ノーブランド品だけどモノが良くて安い」というのは、
これまでネット通販の得意分野でした。

しかし、不況の煽りで、リアルショップが
どんどんネットの領分にまで攻め込んできています。

この状況にあって、今のままの、漫然とした安売りで良いのでしょうか?

楽天の三木谷さんは多分この状況を見越していて、
あす楽(翌日配達)やネットスーパーを強化中です。
まあ私も去年5月に予言めいたことをしてますけども。

では、スピード配送にシフトすべきかというと、そういう意味ではありません。
できない人の方が多いですしね。

安売りも結構ですが、安いだけじゃもうダメなんじゃないですか?と言いたいのです。

ユニクロはあきらかに安いですが、
「★★★ヒートテックが超激安!最大%オフ大爆発だから今すぐ急げ!(’○’;)
なんてメルマガは出しませんよねえ。イケアだってそうです。

安さプラスアルファ。ポイント倍付けプラスアルファ。
もう一手間について考えましょう。それが安売り2.0なのです!

(オマケすることだと思ったアナタは、かなり価格競争に毒されてます)

.

とはいえ、最近話題のクスリと同じく、安売り中毒も禁断症状が出ます。
1週間くらいじゃクスリは抜けません。

急に方向転換することは出来ないので、リアルショップを見ながら考えてみて下さい。

安売り+信頼性、安売り+楽しさ、安売り+説得力、
これらを実現するのは一体何でしょうか?

わたしも自分なりの答えを持っていますが、ぜひ皆さんも考えてみて下さい。

タイミングが来たら、私のアイデアを公開しますので^^

PS

この記事も関連した話題です≫単なる理想論?「脱価格競争」神話を考える

「テレビ版楽天市場」について(アクトビラで配信中)

検索していたら、たまたまテレビ版楽天市場の画面が引っかかりました。
特に新しい情報ではないですが、PCで見れるのが面白かったので記事にしました。
アクトビラも100万台突破したらしいですが、これ売上にどれくらい貢献してるんでしょうね。

商品ページはこんな感じ。


「商品トップ」はモバイル商品名、「商品説明」はモバイルの商品説明文が使われているようです。検索アルゴリズムは、PCともモバイルとも違う感じ。TVの特性からだと思うんですが、検索結果の数が多くなりすぎないように気をつけてる印象。決済はモバイル(QRコード経由)かPCでやってもらう形です。

まだテレビ版をご存じない方へ:
今のところはPCからも閲覧できます⇒http://dtv.rakuten.co.jp/
結構前に出来たサービスです⇒関連記事

一般的なテレビ通販は、番組の合間に配信されて、受動的な気分でぼーっと見るものです。
コレはより能動的な見方(検索)をするので、似て非なるメディアですね。

このサイト(テレビ版楽天市場)周辺の販促媒体をどう機能させるかがポイントになりそう。
アクトビラ自体は順調に伸びてるようですが、ちゃんと流通伸びてるのかな。
関係者の皆さんがんばってください。

PS

いずれ「いまテレビ楽天の広告が反応良いんですよ!」
なんて電話が来るかも笑>出店者の皆さん
ちゃんと特性を生かせば、かなり面白い広告枠が作れそうですね。

ムズカしい商品は、『ぷち動画』で説明

良い商品であっても、画期的すぎたり、珍しすぎたり、専門的すぎると、
お客さんが「買っても、自分には使いこなせないんじゃないか」と思ってしまい
尻込みして買わない
=売れないという現象がよくあります。気をつけましょう。

で、そういった商品は、動画で見せるのが良いかもしれません。
百聞は一見にしかず。

動画で商品説明と言うと、何か最先端ぽくて尻込みしますが、
あまり難しく考えず、まずは「分かりやすさ」のために取り組むといいかも。

通販番組を作るんじゃなくて、10秒くらいの、部分的な説明でもいいんです。
いわばぷち動画。

例えば、「珍しい食材」の調理手順とか、「工具・機材」の使い方とか。。
自分が買っても大丈夫かな?って心配になっちゃう商品。

初めての方向けに「犬に服を着せる方法」を動画で説明しているお店がありました。
犬種別、服別に。あれは分かりやすかったな~。

弊社の事例としては、日光で色が変わるゴルフボールの商品ページ。
あっという間に変色していくスピード感は動画じゃないと表せません。
で、こんなぷち動画を商品ページに混ぜました。さりげないでしょ?
※私もこのボール頂いたんですが、すぐに変わるので面白いです。ゴルフ好きな方、是非。

動画とは、何か特別なものではなく、
いつもの接客の延長線上にある「見せ方のひとつ」に過ぎません。
ネットショップ自体もそうですね。「いま熱い新ビジネス」ではなく、ITを使った「小売業」です。

で、お店とお客が動画に慣れると、その後は色々面白い展開が出来そうですね。楽しみ~

▼動画事例


いま話題の商品「イスコプター
」(一人乗り)
¥10,500

キャスター付きの椅子の上部に、プロペラが付いています。

米国で開発され、最近日本のテレビでも紹介されたようです。
≫そのときの動画はこちら (IEのみ対応)

※冗談です

このブログは、こんな人が見ています

なかのひと、っていう無料サービスはご存知ですか?

タグを貼り付けておくと、そのページを見ている会社と
ユーザ属性が分かっちゃう有名サービスです。
(個人の特定は出来ないのでご安心を)

「なかのひと」がデータを持っている有名企業だけですけど、
どんな会社の方が見て下さってるのか分かるので、面白いです。

せっかくなので、弊社サイトを見ている252社中
特に頻繁にお越し頂いている会社を調べてみました。

上位2社は・・・

楽天株式会社から 816件
ヤフー株式会社から 118件

こりゃ下手なこと書けませんね(゚▽゚;)

パターンとしては
(1)IT・EC企業 (2)広告代理店 (3)流通・小売業 (4)食品メーカー (5)サーバ会社 (6)大学
といった種類の企業が多いです。

あと、残念ながらデータには含まれていませんが
中小ネットショップの方が一番見てくださっていると思います。

年齢層はこんなデータが出ました。


ベンチャー寄りのIT系は平均年齢若いですからね。
皆さん働きすぎちゃダメですよー(遠い目)

このサービスに登録すると、他のブログの閲覧者データも見ることが出来ます。
やっぱりブログによって読者の傾向は全然違うものだなーとよく分かります。

脱線しますが、最近、なかのひと有料版が出ました。
これがものすごい高機能。こちら必見です

「お前はこのデータを使いこなせるのか?」と、
エンジニアから突きつけられた挑戦状のように見えます
(自意識過剰)。

データを取って分析するツールは日々どんどん進歩しているので、
新技術を現場に生かすノウハウを、我々ECコンサル屋は進歩させないとイカンと思います。

分析のための分析になってはいけませんが(しかも結構ありがちなんですが)、
データを見ずに、一般論や精神論や思い出話を繰り返すだけでもいけないのではと。。

ちなみに、この会社の社長さんは、開発界隈では有名人の「いとまさ」さんです。
みんなの就職活動日記とかsimpleAPIとか1人で作ったカリスマエンジニア。

実は前職が同じ会社で、当時わたしプログラム書けなかったので
いろいろお話したくても話し掛けられなかったという甘ずっぱい記憶があります笑

不景気に生き残る”痩せマッチョ”企業とは

不景気に生き残るのは体脂肪率1ケタ台の痩せマッチョ企業です。
必要なのはパワーアップと脂肪ダウン。

  • 市場環境(需給バランス)の観察や、ぶっとんだ発想に基づいた付加価値・差別化・トンガリ化がパワーを高めます。
  • 売れるプロセスを分解し、ドンブリ勘定ではなく数値管理を行い、様々な無駄を省いていくことで脂肪を減らします。

多くの識者やコンサルは、どちらか片方だけを強調しますが、
この両方をキッチリやるのが大切。

あと、飛び道具で業績回復を狙うようなドーピングにもご注意ください。

この不況でヤセマッチョになった企業こそが、次代のヒーローになると思います。

ネットショップの「あるべき成熟」を考える

※2009/12/19追記:
これは1年以上前に書いた記事ですが、思うところあってちょっと手直ししました。
.

半年前に、ECのデリバリー化っていう記事を書いたんですが
先月、楽天も、翌日配送サービスのあす楽を始めましたね。
思った通り。仮説ビンゴ(※)!嬉しい。(※立てた仮説が当たったという意味)

でも私は、物流スピード化はかなり気になるテーマですけど、
自分が何者かを見極める(お店の立ち位置を考える)のが先だなーーーと思ってます。

.
閑話休題。

時代の流れの中で、売上の伸びが鈍化している店が少なくありません。
割と売上がある店で、「ウチの店、伸び止まった!ヤバイ」っていう方。

でも、別に伸び止まっても良いんじゃないかと思ってます。
下の図をご覧下さい。

※未来のお金は現在価値に換算したら目減りするわけですがそれはさっぴいてください

今だけガツンと売れるより、将来にわたって売れた方がシアワセじゃないかと。


単月の売上ギネスを追求するよりも、
利益を将来にわたって維持し続ける方が大事
じゃないかと。

だから、ターゲット客にしっかり支持され、
お店が長続きすることを目標にすべきじゃないかと。

そのためには、最初に書いた通り、
お店の立ち位置をしっかり決めることが大切なはず。

私、最近そのように考えています。


楽天のような上場企業は、
「成長性が期待されてるから、実態よりも評価額が高くついている」ので
当然成長しつづけなきゃいけません。
極端に言えば「将来成長すること」を担保に借金してるようなもんです。
だから、当然、必死に売上を伸ばし続けようとします。
「伸び止まった」なんて絶対に言われたくない。

でも、普通のお店は、そうじゃない。
売上が膨らんだら、何かしら設備投資が必要で、その後ヘコんだらリストラが必要です。

目指すべきは、膨らむことではなく、研ぎ澄ますこと。
成長ではなく成熟じゃないでしょうか。

.

では成熟とは何か。

私は未熟者なので色々考えている途中ですが、
想像するに、

  • 自分がお客さんに何を期待され、何を提供できるか知り尽くしている
  • そのために切磋琢磨を怠らず、その一方で「やらないことはやらない」
  • 接客や企画など、お客さんのための「無駄」を厭わない
  • しかし、自分・自店の「無駄」は削り、生産性を高め続ける

こんなところじゃないかなと。。
どうですかね。

特に、最後の「生産性」は中小企業にとって大事なポイントだと思います。

理想家の人はついついこだわりすぎます。
それがお客さんのためなら、まあいいと思うんですけど、
効率の悪いやり方(自分の無駄)は見直すべきでしょうね。

変なこといいますが・・・
私のイメージする成熟した商売って、なんか「エコ」っぽい印象があるんです。

「バケツに水を入れるよりまず穴を塞ぐ」
「システム化で効率化」
「安売り以外の、タイムリーな提案力やコンテンツ性で高い付加価値」
「『基本のやり残し』が無い」

ぜんぶ、省エネなのに高い付加価値を生んでいる。つまり儲かる。

そんな感じで、売上が伸び止まったベテランの方は、
売上の数字ではなく、「売上の中身」を追求するといいかもしれません。
本当に売りたい商品の比率とか、リピーター比率とか、値下げせずに同じ売上を出すとか。
そうやって店を研ぎ澄ませることは、
やがて激しくなる大手企業との競争で生き残る道のような気がしています。

.

PS
とはいえ、ベテランの方でも「基本のやり残し」が結構あるので
コンサルティングしたら、ガンガン売上が伸びちゃったというケースもよくありますw

PPS
この記事、ちょっと関連します。武道に学ぶマーケティング

あと、この動画はまさに成熟って感じです。
お世話になっているあるネットショップ店長さんが作りました。ページも素晴らしいです。

ECのデリバリー化

先日、南米っぽい名前の某ECサイトの人と飲んだ。改めて、当日配送はスゴい競争力だと思う。ネットスーパーとの違いは生モノの有無くらいになるんじゃなかろうか。
そんな、スピード配送の時代にあって一般店舗の選択肢は4つ。
(特にカクヤス・アスクル的なNB商材を取り扱う店なら、無視は出来ないはず)

  1. スゴい物流に在庫を預ける(クール便対応のところもあります)
  2. スピード以外の強みを付加・強調(「手作りだから1週間掛かります」「買い忘れのない定期購入」など)
  3. 自前で物流体制を作る(他店に貸してお金を貰い、運営費を安く上げる)
  4. 放っておく

と、ここまで読んで「ウチも検討しなきゃ」と思ったあなたに向けて、
もう一個別の話をします。
早ければいいってものではないと思うんです。早いだけが差別化ではない。

どう差別化するかはお店次第で、自由。EC支援業者やツールやノウハウが進化したことにより、やれる手法・取れる施策が沢山増えていますから。早さ以外で勝負するのも大いに結構かと思います。
ところが!

多くの店長が実は、手詰まり状態ではなく「手法が多すぎて何を勉強したらいいかわからない」状態になっているような気がします。で、情報収集に走り、ますます焦るという悪循環。

何がいいたいかというと、物流スピード化はかなり気になるテーマですけど、それに飛びつくのではなくて自分が何者かを見極めるのが先ですよねってことです。

いやーまとまらない話ですいません。。

PS
こういう観点も加えてお店を見ると、同じジャンル・同じ商材でも全く違う店になるわけです。だから、事例・ノウハウの学び方は慎重に。「自分は何者でどこを目指すのか」が根底にないとコンサルとか業者とか他店に振り回されちゃいます。

  • このブログについて

    ネットショップ運営支援サービスを展開しているコマースデザイン株式会社代表の坂本が、偏った視点からEコマースについて語ります。こんな方が読んでいるようです。

  • コマースデザイン株式会社について

    累計800以上のネットショップを担当してきた弊社スタッフが、無数の事例から発見した商材ごとの勝ちパターンに基づいてコンサルティングや商品企画・ページ制作を行っています。上場企業・楽天SOY店舗から新規オープン店まで幅広くご支持を頂き、多くの結果を出しています。事例など詳しくはこちら

  • いまネット通販に必要なこと

    不景気に生き残るのは
    体脂肪率1ケタの痩せマッチョ


    必要なのはパワーアップと脂肪ダウン。
    市場環境(需給バランス)の観察に基づいた付加価値・差別化がパワーを高めます。
    通販の売れるプロセスを分解し、ドンブリ勘定ではなく数値管理を行い、様々な無駄を省いていくことで脂肪を減らします。

    多くの識者やコンサルは、どちらか片方だけを強調しますが、この両方をキッチリやるのが大切。あと、飛び道具で業績回復を狙うようなドーピングにもご注意。

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