偏った視点からEコマース・ネットショップ運営について語ります。題字提供 広栄社様

「回り道」で自分を鍛える

こんにちは、坂本です。

今日は大晦日です。
ほとんどの方は、この記事は年明けに見るんでしょうけど
せっかくなのでブログ更新します。

あいかわらず景気悪いですね。
幸い、我々Eコマース業界は好調に伸びています。
で、他の業界の人が、うらやましそうに見ています。

するとどうなるか?

大企業が、その潤沢な予算をどんどんECに回して、あなたのライバルになります。
テレビCMや交通広告など、効果の見えづらい広告媒体を控えて
Eコマースやネット広告に回される予算がどんどん増えると思われます。

2009年は大手の通販参入・強化が目立った年でした。
2010年、この傾向は更に加速していくはずです。

しっかり自分の店を磨いて、負けないようにしましょうね!
.

閑話休題。

ちょっと読んで欲しい文章があるので紹介します。
ジェームズアレンという人の本からの引用です。

「給料の低い労働者」に関する論評です。

「ここに、悲しいまでに貧しい男がいます。
彼は自分のあらゆる環境が改善されることを願っています。

しかし、彼は報酬が少ないということを理由に、仕事をサボること、
つまり、自分の雇い主をだますことを選んでいます。

彼は真の豊かさを築くための原則を何一つ理解していません。

彼は貧困から這い上がるに全く値しないばかりか、
怠け心、ずるい思い、卑屈な考えにふけり、それに従って行動することで、
より深刻な貧しさを自分自身に引き寄せつつあります。」

要は、「貧乏だから楽してお金を稼ごう」とするあまり
自分の成長機会をも逃しており、結果としてもっと貧乏になる。

いくら労働者の権利を主張しても、
自分の市場価値を上げないと収入は増えません。

やっぱり、仕事をしながら自分を鍛えて、
自己成長と共に収入が増えていくのが普通だと思います。
「美味しいシゴト」なんてそうそうありませんって。

で、実はここからが本題!

売上げの低いネットショップに関する論評です。(私が作りました)

「ここに、悲しいまでに売れないネットショップ店長がいます。
多忙な彼は、自分のあらゆる環境が改善されることを願っています。

しかし、彼は収益が少ないということを理由に、仕事の手を抜くこと、
つまり、自分の顧客から、楽してお金を得ることを望んでいます。

彼は真の豊かさを築くための原則を何一つ理解していません。(中略)
より深刻な貧しさを自分自身に引き寄せつつあります。」

もしこんな人がいたら、まずいですねー。利益率も効率も大事ですが、
自分が無駄手間をかけて長時間労働するのは全然OK!と私は思います。

なぜなら、労働時間と成長速度は、比例するからです。(と、尊敬する人に昔言われました)

「作業の手際の良さ」は、時短を追及することで向上しますが、
ネットショップを磨き上げ、売上げを伸ばすのは・・また違うタイプの仕事ですから。

そりゃ「必ずしも長ければ良いとは限らない」ですが、
大抵の場合は、沢山働いている人ほど成長するはず。

自己成長無くして「もっと楽して売上げが欲しい」というのでは前述の労働者と同じです。

誤解を恐れず、敢えて言います(むしろ自分に向けて言います)。
回り道を恐れず、無駄手間を恐れず、もっと仕事に時間を掛けてみませんか?

帰宅が遅くなったり、疲れが溜まったり、
いらいらしたり、晩酌できなかったりするかもしれませんが、
自分とお店の成長として帰ってくるはずです!

そうやって、自分と店を鍛えて、ライバル襲来に備えましょう!
で、回り道を経て、成長したあとに、効率化を進めるのがいいと思うんです。
「回り道」と「効率化」は車の両輪じゃないかなと。
まず手探りで「けものみち」を作り、その次に「高速道路」を作るという順番です。逆はムリ。

.

じゃあ、仕事に時間を掛けて、具体的に何をすればいいの?って話ですが、
私、もうすぐ本を出します。たぶん3月ごろ発売です。
それに「これやると売れます」という話を色々書いたので、買ってください(^^;)
また改めて宣伝します。

※何年もの間、月商30万を越えたことが無い店が月商1000万を越えたりとか、
そういう無数の実体験に基づいた、具体的なノウハウ集です。

あと、もし宜しければ弊社のコンサルティング(月額3万)の利用もご検討下さい(^^;)

.

私いろんなネットショップ店長さん見てきましたけど、売れる人は実際よく働いてます。
急成長の時期って、売上げが伸びて安定した状態よりも断然忙しいですからねえ。。。
そこを乗り越えてこそ未来があるのです。

2010年は、急成長されているネットショップ店長さんたちを見習って、
私も回り道を恐れず、色々チャレンジしようと思っております。
これからもよろしくお願いします!

安売り2.0

久々の更新です。。( ; _ ; )スイマセン

日頃わたし、コンサル先の皆様にはこんなことを申し上げております。

「え?先月ご提案したアレはまだ済んでないんですか?ああ、お忙しいんですよねー
そうでしょうね、分かります、ええ、まあ時間は使い方ですから。頑張りましょう!」

って、スイマセン。私が出来ておりません。

色々ありまして。凝り性なんです・・(これも皆さんから良く頂く言い訳お返事ではありますが)
弊社提供の無料ツールが一部不調で色々調整したりもしてます。
ご迷惑をおかけしている方、もう少々お待ち下さい。すいません。

.

閑話休題。

わたしは、仕事柄、積極的に楽天の店舗さんのメルマガを受信しております。

ぜんぶ専用のメールアカウントで受信しています。
そのメールボックスは楽天のメルマガのみです。

壮観ですよ。

ポイントポイントポイント、セールセールセール。
あと【】とか★とか!とか♪
とか%とか。目がチカチカします。
画面をキャプチャして貼り付けようかと思いましたが、それは止めておきます^^;

とにかく、価格訴求のメルマガが相変わらず非常に多いわけです。
しかし、そんなメールを出している方に限って、こんな話をされます。

「ウチのお客は安売りばかりに反応するんだよね( - _- )全く」

うーん・・・・・
だって、自分から「ウチは安売り店です」って、お客さんを教育してますよね。毎回。

お客はお店の鏡ですよ。

.

で、
最近新聞を見ていますと、PB商品が広まってますし、価格もどんどん下がってますね。
百貨店までコンビニみたいになってきちゃって。

「ノーブランド品だけどモノが良くて安い」というのは、
これまでネット通販の得意分野でした。

しかし、不況の煽りで、リアルショップが
どんどんネットの領分にまで攻め込んできています。

この状況にあって、今のままの、漫然とした安売りで良いのでしょうか?

楽天の三木谷さんは多分この状況を見越していて、
あす楽(翌日配達)やネットスーパーを強化中です。
まあ私も去年5月に予言めいたことをしてますけども。

では、スピード配送にシフトすべきかというと、そういう意味ではありません。
できない人の方が多いですしね。

安売りも結構ですが、安いだけじゃもうダメなんじゃないですか?と言いたいのです。

ユニクロはあきらかに安いですが、
「★★★ヒートテックが超激安!最大%オフ大爆発だから今すぐ急げ!(’○’;)
なんてメルマガは出しませんよねえ。イケアだってそうです。

安さプラスアルファ。ポイント倍付けプラスアルファ。
もう一手間について考えましょう。それが安売り2.0なのです!

(オマケすることだと思ったアナタは、かなり価格競争に毒されてます)

.

とはいえ、最近話題のクスリと同じく、安売り中毒も禁断症状が出ます。
1週間くらいじゃクスリは抜けません。

急に方向転換することは出来ないので、リアルショップを見ながら考えてみて下さい。

安売り+信頼性、安売り+楽しさ、安売り+説得力、
これらを実現するのは一体何でしょうか?

わたしも自分なりの答えを持っていますが、ぜひ皆さんも考えてみて下さい。

タイミングが来たら、私のアイデアを公開しますので^^

PS

この記事も関連した話題です≫単なる理想論?「脱価格競争」神話を考える

「優先順位」を「実行順序」に落とし込む

よく、仕事の現場で「優先順位を決めよう」って言いますよね。
「アレもコレも大事」というスタンスでは、要所に力を注げません。 選択と集中。大事です。

一般的には「物事を判断する際の基準」として使われるこの優先順位を、
弊社のコンサルティングでは「実行する順序」という形に落とし込んでいます。

前回の記事でも触れましたが、商品ジャンルによって販促手法はかなり異なっています。
ですから、売上を伸ばそうとする際に取り組むべき施策の実行順序も、
まっっっっっっったく変わるわけです。

たとえば、
ブランド力の無い地域特産品(仮に無名の納豆とします)を全国販売しようとする際は、
まず、その商品がなぜ地元で売れているのか、どう美味いのか等を
魅力的に紹介する文章や商品ページを作るのがまず最優先。

だって、普通に考えたら、セブンプレミアムの納豆の方が安いし買いやすい。
お客からしてみれば、わざわざ通販で買う理由なんて、無いんです。
はっきり言うと、普通は売れない。
その「普通」をひっくり返すのがまず最初の仕事です。

単に「それっぽい縦長ページ」を作るだけじゃダメ。何しろ普通は売れないんですから。
とにかく魅力とこだわりを語れば売れますよ、なんて軽く言えるヤツは、
どれだけの多くのネットショップが失敗してきたかを知らないんです(゚皿゚)怒
なので、まずは商品案内の徹底強化。広告宣伝もSEOもメルマガも、その後です。

逆に、油絵の画材とかバドミントン用品とか店舗什器とか爬虫類とか
仏壇とか小学校の上履きとか木人は、基本的には、一部の人しか買いません。
だから、改めて9万円の木人の魅力を「誰にでも」分かるよう語る必要は無いはず(二の次)。
つまり、地域特産品とは全く違ったアプローチが必要になります。
木人の魅力を毎週メルマガで送れば売れます」なんて言えるヤツは(略

他にも色んなパターンがあり、それぞれに施策の実行順序は全く変わるわけです。
皆さん忙しいから、一度に色々できませんしね。

あと、お金を頂いてコンサルするので、簡単で効果の高い(すぐ売れる)施策も優先します。

まあ、当たり前の話ではありますし、
「具体的にどうするか」まで語らないとお役には立てないんですが、
長くなるので機会を改めます(^^;)乞うご期待

とにかく今日申し上げたいのは、
ページもSEOもメルマガもブランディングも顧客分析もアクセス解析も業務改善も
コンテンツもコミュニティもレビューも動画も会社紹介も社会貢献も大事で
勉強すればするほど、頭の中が一杯になってアレもコレもでパンクしそうになるんですが、

「戦略とは順番」ですから、いま自店舗にとってやるべきことは何か、
まず色々リストアップして、あれこれ順番を並べ替えつつ、
よくよく考えて、順序良く実行していくのが一番大事
だと私は思っています。

頭がパンク気味の方は、まず「やることリスト」の整理から始めてみて下さい。
特にカテゴリは絞り込まず、一旦頭の中のことを全部書き出してから
整理するのがオススメです。喫茶店に2時間くらいこもると良いです。

PS
若干、弊社のコンサルティングや商品ページ制作の宣伝のような記事になっていますが、
現在は新規の受付をストップしています。。状況が変わりましたら改めてご案内致します。

PPS
実は私、木人欲しいです。。笑

他店のスタッフと上手に情報交換するコツ

セミナーで一緒になったり、交流会に参加したりした際に
他店のスタッフと情報交換することって、割と多いですよね。

え、ない?(^^;)
まあ無理にやる必要は無いと思いますが、半年に一回くらいは良い刺激ですよ。

そんなわけで今日お話しするのは、情報交換のコツです。

良くある失敗例 ━噛み合わない2人━

洋菓子店と仏具店の店長が、名刺交換して情報交換を始めました。

菓子店長「へ~仏具店ですか。私、最近仏壇買おうかなと思ってて(^_^)」
仏具店長「へ~、私の家内、スイーツよく食べてますよ(^_^)」
(しばらく雑談)
菓子店長「なんかね、最近メルマガがいまいち効かないんですよ。
     やっぱ有名店みたいにhtmlにした方がいいのかな( ̄へ ̄|||) ウーム」

仏具店長「・・うち全然メルマガ出してないです(・з・)」
菓子店長「えっ・・・(・Д・)ポカーン
     そ、それでランキング載ってるなんてスゴイですね(・Д・)ポカーン」

仏具店長「やっぱり、結局は検索対策なんですよね(´∀`;)
     どうですか、SEOの方は?」

菓子店長「え。SEOなんて意味あるんですか?(・з・)」

仏具店長「えっ・・・(・Д・)ポカーン
     それでランキング載ってるなんてスゴイですね(・Д・)ポカーン」
菓子店長「・・・。( ̄‐ ̄)噛みあわない」
仏具店長「・・・。( ̄‐ ̄)噛みあわない」
 

他ジャンルとの交流は「異文化コミュニケーション」

余り知られていないことですが、商品ジャンルによって販促手法はかなり変わります。
他ジャンルの有名店長の講演を聴いても、うまく消化しないと意味ないです。

なので、他ジャンルの人と話すときは、
まず互いのジャンル特性について語ってみて下さい。

「ウチがいま一番重視している施策は○○なんですが、○○ジャンルでは最近どうですか?」
「珍しい商品をメルマガで流すと売れるので、
ウチのお客は『物産展』を覗いてるような感覚なんでしょうかねえ。そっちはどうですか?」

とか。そうすると、自分の知らない世界の販促手法が身につきます。
ポイントは、具体的なテクニックの詳しい手順を聞くのではなく、
そのテクニックが使われる背景を知
ること。

そして、実は、他ジャンルの常識は自ジャンルの非常識。
他ジャンルの定番施策は、自ジャンルの秘策となり得るのです。
大きな声では言えませんが、弊社のコンサルの成功パターンは、結構コレ多いです。

なんか、売れている店長が現れると、名刺交換の行列が出来たりすることがよくありますが、
名刺貰ってもご利益は無い
ですからね。
「すごいですね!どうやったら売れるんですか?」なんて、一言で答えられるわけ無いし。。。

名刺コレクションするくらいなら、ちょっと経路の違う世界の動向を聞いてみてください。

そして、ベテラン店長さんは、新人店長が繰り出す「超まとまらない質問」に答えつつ、
スタッフ教育のヒントや、後を任せられる店長育成方法について思いを馳せてみて下さい。

ということで、情報交換とは、ヒントの交換です。答えの交換ではありません。
それさえ踏まえれば、有用なものになるはずです。

・ギフト系店舗が得意な、検索とナビゲーションでユーザを取り込む方法
・食品系が得意な、懸賞~オークション~お試し~定期購入の、メルマガ連続技
・ニッチ系が得意な、分かりづらい商品を「分かりやすく魅せる」接客方法

などなど、売上げの大小に関わらず、他ジャンルから学べることは沢山あります。

まあ、そんなカタい話だけじゃなくて
「本当にあった信じられないお客」の話をしたり、「あるある話」をしたりして
同じ仕事をしている人々と笑い合うのは、気分転換にいいです。
普段孤独な仕事ですからね。楽しんで下さい♪

PS
機会があれば、そういう交流の場で、
このブログとか弊社サービスをご紹介いただけると嬉しいですm(_ _;)m

勝つまでやる人、諦める人。その差は「思考のスタミナ」かも。

今日の記事は自戒として書いてます。

仕事上で何かの問題に直面したとき、あなたはどう振舞いますか?
A・Bのどちらに当てはまるか、チェックしてみましょう。

———————————————————————
A:10分考えて答えが出ないと、ストレスを感じる(疲れる)。
B:同じ問題を何日間も考え続けられる。寝ている間も考えている。

A:目の前にある情報だけで判断し、問題の背後にまで考えが及ばない。
B:通りがかった店の何気ないPOPからも、業界動向や売り手の意図を推理する。

A:一旦出した結論に対し、ホントにそれで良いか?の自問自答をしない。
B:一旦出した結論に対し、「何人かの自分」が審議にかけて色んな角度から突っ込む。

A:周囲のアドバイスに対し、脊髄反射的に「事情があってそれはムリ」と言っちゃう。
B:一見ズレたような意見からも、物事に潜む本質的な問題のヒントを得る。

A:問題の答えは「権威ある誰か」や「すごい組織」が隠し持っている、と思う。
B:問題の答えは「お客の気持ち」「目の前で起こる森羅万象」の中にある、と思う。

A:本を読んだり、講演を聞いても、咀嚼力(消化吸収)不足で自分の知恵にならない。
B:日々の生活の中で、自然に目に触れる物事から世の中の仕組みを感じ取っている。

A:実はいつも「理屈はいいから早く答えを教えろ」等と心の中で思っている。
B:実はいつも「その話、こないだ聞いたアレと似てる」等と心の中で考えている。

A:今日起こっている現象と、去年起こった現象は、同じことなのに気が付かない。
B:今日起こっている現象と、他業種で起きた現象が似ていることに気づく。

A:疲れると、解決できない課題を指差し「でもコレより大事なことがある」と逃げる。
B:解決できない課題に対して、その課題自体を無くす根本解決の方法を考える。

A:自分にとって最高の書物は、尊敬するコンサルタントの高くて手が出ないあの教材。
B:自分にとって最高の書物は、白紙のノート。
———————————————————————

今の世の中には情報が溢れています。
くだけた書き方の、読みやすいビジネス本も随分増えました。売上げの伸ばし方とか。
中学の教科書よりも簡単な内容なのに、なんだか儲かる気にさせられます。
何冊か買って読めば、それなりにマーケティングを語ることも出来ます。

でも、それが問題。

Aのタイプは、本を読んだり、講演を聞いても、
咀嚼力(消化吸収)不足で知恵として身につかないので
結果が出ないことが多い気がします。で、「どの情報が足りないんだろう」と思っちゃう。

目の前にあるのは「シビアな現実」であり
書物や、パッケージされた情報はヒントにしかなりません。
たぶん足りないのは自問自答です。(トライアンドエラー以前に)

マーケティングの青い鳥。
答えは常に目の前にあるのではないでしょうか。
以上、自戒でした。

PS
勉強したとき、うまく知恵にするコツ。
専門用語などをそのまま覚えず、例えにして覚えるのが良いかもしれません。
私は結構やってまして、オススメです。

たとえば、
・パーミッション=仲良し度
・顧客生涯価値(LTV)=金の卵を産む「顧客」が幾つ卵を産むか(リピートするか)
・顧客獲得単価(CPO)=金の卵を産む「顧客」の仕入れ値
・商品ページで魅力を語る=お見合いの釣り書き(プロフィールシート)は長所の要約
とか。まあ、この例えを考える過程が大切なんですけど。

答えが出なくても、軽く知恵熱が出るまで考えた後に
疑問を脳内に置きっぱなしにしとくと、ふとした拍子に良い例えが出来ます。
オカルト科学みたいですが、実体験です。たぶん私だけじゃないはず。

単なる理想論?「脱価格競争」神話を考える

「不況だからこそ、安売り合戦に走らず、付加価値で勝負だ」って
言うのは簡単ですが、実際どうやればいいの?

正直、私「フカカチ」という言葉の意味がよく分かりません。。
どうも、フカカチ発言が、単なるスローガンに聞こえるんです。

まず、その「付加価値」とやらを日本語に翻訳しないといけませんね。

それがあることでお客さんが、一層満足する。悩みが解決する。
「余分に払ったお金」以上の満足を得られる。だから、お金を余分に払っても構わない。
それがフカカチ。

それって・・たとえば笑い、とか?
「不況だからこそ、安売り合戦に走らず、『笑い』で満足してもらう」
うん、これなら分かる。
以前書いた猫リモコンの記事なんかもそうですね。
架空の商品集ですがこんなサイトもあります。「本能寺ストーブ」とか必見。

もしくは・・
「不況だからこそ、安売り合戦に走らず、『意外性』で満足してもらう」
手前味噌ですが、ウチで企画した商品パッケージ&コンセプトが近いかも。
こんなギフトもあります(弊社で一部ページ制作)。

「不況だからこそ、安売り合戦に走らず、『人間性』で満足してもらう」
・・え?ちょっと言葉があいまいですね。

人間性、つまり「1to1メール接客の充実と接客スタッフの教育により、
人間的なコミュニケーションと、迅速なトラブル解決で満足してもらう」とか?
うん、これなら分かる。(どこかの自動車保険のCMみたいですね)

もしくは
お客さんのカユイ所に手が届く、人間味あふれる商品説明で満足してもらう」とか。
この切り口で、超~激戦区で戦っている会社が、ここですね。

もしくは
「プロとしての圧倒的な知識でお客を驚嘆させ、最高の体験を提供し満足してもらう」とか。
先日ブログに書いた焼肉革命の話なんかがそうですね。

他にも
「安売り合戦に走らず、『圧倒的な早さ』で満足してもらう」(アマゾンプライム、あす楽)
「安売り合戦に走らず、『圧倒的なカッコ良さ』で満足してもらう」(iPod,iPhone)
とか。

というわけで、
脱価格競争とはつまり、価格以外のどんな価値で競争するかであり、
結局のところ、そこには手間と費用=コストが発生します。

コストが掛かる以上、市場ニーズも踏まえなければなりません。
家電欲しいけど既存店の接客に不満・不安を持っている客層が沢山いるのなら、
彼らのための店が生まれれば「待ってました」と歓迎されるわけです。

市場ニーズが無ければ?
歓迎してくれる客層がいないので、当然売れません。

フカカチなんていうから意味が分かりにくくなる(分かったつもりになる)けど、
結局は、お客さんに思いを馳せて、満足してもらうために工夫しようぜ!
ってことなんでしょうね。

難しいな~と思った人は、
お客さんが「その業界」に感じている潜在的な不満・物足りなさに目を向けると良いかも。
小さく解決すると「カイゼン」ですが(これも大事)、
これをドラスティックに解決することでイノベーションが生まれるはず。あの納豆とか。

PS
楽天大学の仲山学長に前、こんなワインを教えてもらって悶絶したことがあります。
これはヤバイ!欲しい。。

価格競争対策に便利な『猫リモコン』とは?

こんな心理状態、経験ありますか?

頭の中が、主要商材の価格やライバル店の動向で一杯になり
どこまで値下げできるかとか、何をコストダウンしようかとか
シリアスに考えてるつもりで想像力まで萎んでいる状態。

そんな人は、デスクの上にこのアイテムを置くと良いかも知れません。

『あなたの飼いネコを操作できるリモコン』
ボタンを押すとネズミを捕まえたり椅子に登ったりします。



ネタ元はこちら
http://www.ideaxidea.com/archives/2009/02/cat_remote.html

そうか技術の進歩がいつの世もブレイクスルーを生み出すんだね!
ってそうではなくて、ジョークグッズです。

改めて解説するのも野暮ですが、この商品の実体は「中身の無い、使えないリモコン」。
しかし切り口次第で、ちゃんと商品になるわけです。
価格だけですべてが決まるわけじゃありません。頭をやわらかくしましょう。

価格競争で想像力がダメージを受けている方は、
机の上にこのリモコンを置き、時々手にとってみてください。
頭が柔らかくなり、きっと失われた発想力が蘇るはずです。

気になるお値段は何と!たったの$6.99です。安い!

欲しくなりました?

PS
ちなみにこの記事は
「猫リモコンをネットショップ店長に売るには」というテーマで、
切り口でモノを売る手法の実践例として書いてみました。
価格競争対策(想像力を刺激する)という切り口で売り込んでみました。
買ってもいいかな~、なんて思いませんでした?
モノを売るな、ベネフィット(便益)を売れ、なんてよく言いますが、それはこういうことです。

2009/2/14追記
でも改めて見返してみると、猫リモコンがあんまり欲しくならなかった。。
まあそのときの気分ってありますよね。。
いいんです、そのときちょうど価格競争に悩んでた店長さんが欲しくなるってことで!(逃げ腰)

プロセスにこだわるな!ネットショップ失敗事例

通販業やwebマーケティングは、数字の世界です。結果(売上)も、過程(転換率・CTRなど)も、明確に数字に表れます。
ですから、色々試しながら転換率を上げていく・・ということが可能、のはず。はず・・というのは、自ら嵌めた心のタガのせいで、それを実践できない心理状態があります。自分の成功を自分で止めてしまう心理状態。
つまり、自分で作ったキャッチコピーのCTR(クリック率)や、商品ページの転換率が低くても、それにこだわる余り、間違ったことを認められず「クリックを増やす」「転換率を上げる」ことにこだわれない心境。自分で考え出した画期的な企画(製品・サービス)がコケても、こだわる余り、他の企画に切り替えられない心境。
理由付け(言い訳)は簡単で、なんとでもなります。季節的に〇〇だから売れないのは仕方ない、とか、メルマガはイケてるけど商品が悪い、とか、ウチの客層はちょっと特別、とか。。。「自分の失敗を認めたくない」という心理的なフィルターが掛かった状態では、どれだけ客観データがあろうと正常な判断は出来ません。

セルフイメージが「センスのある自分」「間違えない自分」「ベテランの自分」「カリスマの自分」だと、こんなガンコな心境に陥りがちだと思います。時代の流れに気づかない往年のカリスマみたいな感じ?
そんな心理に陥ったら、セルフイメージを切り替えてみたらどうでしょう。「何が何でも結果を出す自分」「泥水を啜っても這い上がる自分」「プロセスにこだわらない、結果オーライな自分」「自ら掲げた数値目標を達成できる自分」
そうすれば、(誤った)プロセスにこだわることはセルフイメージに反するので、自然と結果に気持ちを向かわせることが出来るのではないかなと。
私の前職の会社の社訓のひとつに「GetThingsDone」とにかく成し遂げよう、というものがあります。楽じゃないですが、いつも心に置いておきたい言葉です。
ちなみに、誤解されがちですがこれは「手段を選ぶな」という意味ではありません。万全の準備をしろとか、あらゆる角度から検証しろとか、頭がちぎれるくらい考えろとか、そういう意味のようです。要は知的怠惰を許さないということです。
この言葉を思い出す度に、目指す理想の高さに、私は若干ブルーになります身が引き締まります。

結果にこだわる自分でありたい。

スナックに学ぶEコマース失敗事例

実店舗のエントランス(入り口)の風景に、ネットショップ運営のヒントがありました。
ネットショップが出す「広告原稿」と、実店舗のエントランスが似てるんです。

良い広告原稿は、多くのお客さんの目を引き、クリックが増えます。

悪い広告原稿は、まったく興味を引かず、
お客さんが通り過ぎていきます。

  • 良い広告原稿→中身(クリックした先)が見える→ヒトケがある店
  • 悪い広告原稿→中身(クリックした先)が見えない→スナック

ヒトケというのは、文字通り「人のいる気配」です。

深夜のコンビニの明かりが孤独な都会人が癒すように、
店舗のヒトケは安心感を高める効果があります。
1人もお客のいない飲み屋さんって入りづらいですよね。

表にメニュー看板を出し、中身がにぎわっている。
それ
が外から想像できる・見える。売れる店で良く見る風景です。

ネットショップが出す広告でも同様です。

クリックしにくい(売れない)広告原稿の典型

  • ヒネりすぎて中身が見えない。むしろ見せない
  • 色が微妙
  • クリックした先に何があるか怖い

「いや、敢えて変化球を投げて気を引いたんです(’皿’)」という方がいます。

でも私は、
立ち並ぶスナックの看板を見て、
片っ端から覗いたりしません。

変化球の前に、
まず直球を練習すべきなんじゃないかなーと思うのです。

PS

実際のスナックは常連客相手にやってるので、
あの看板は逆に良いんじゃないかと思います。

「常連客最適化」。
これはこれで高度なマーケティング手法のひとつ
・・・なのかも?

  • このブログについて

    ネットショップ運営支援サービスを展開しているコマースデザイン株式会社代表の坂本が、偏った視点からEコマースについて語ります。こんな方が読んでいるようです。

  • コマースデザイン株式会社について

    累計800以上のネットショップを担当してきた弊社スタッフが、無数の事例から発見した商材ごとの勝ちパターンに基づいてコンサルティングや商品企画・ページ制作を行っています。上場企業・楽天SOY店舗から新規オープン店まで幅広くご支持を頂き、多くの結果を出しています。事例など詳しくはこちら

  • いまネット通販に必要なこと

    不景気に生き残るのは
    体脂肪率1ケタの痩せマッチョ


    必要なのはパワーアップと脂肪ダウン。
    市場環境(需給バランス)の観察に基づいた付加価値・差別化がパワーを高めます。
    通販の売れるプロセスを分解し、ドンブリ勘定ではなく数値管理を行い、様々な無駄を省いていくことで脂肪を減らします。

    多くの識者やコンサルは、どちらか片方だけを強調しますが、この両方をキッチリやるのが大切。あと、飛び道具で業績回復を狙うようなドーピングにもご注意。

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