ネットショップ運営が「2倍速」になる方法

こんにちは、坂本です。

何か「良い方法」を聞いたり、ビジネス本を読んだら、実践しないといけません(特に弊社の本は実践してナンボ)。どんどん学んで、どんどん考え、どんどん実行することで、成果がでます。

しかし、学んだけど実践できてない人がかなり多いのです。なぜでしょうか?

ということで今回は、アウトプット力を高めるための提案です。

※2018年追記:実際、弊社のとある部署では、この方法を取り入れたらスピードが2倍になりました。

なぜ、実践できないのか?

皆さん「やること一杯だけど時間ないなー」「時間なくて全然実行できません」と仰います。なぜそうなるのか?おそらく、理由が2つあります。

1:アウトプットの方が「時間が掛かる」から

アウトプットは時間が掛かります。

仮に、「1時間のインプット」を実行(アウトプット)するのに、「2営業日(16時間)掛かる」としましょう。

普段の業務をしながら、追加で「16時間」の余裕を捻出できますか?中々大変ですね。どんどん割り込み仕事が入ってきて、忙しいはずです。結果、アウトプットする時間が取れず、後回しになります。

後回しになればなるほど、記憶が薄れて、詳細を忘れ、学んだときの感動を忘れ、更に実行が遠のきます

2:アウトプットの方が「つらい」から

「時間なくて全然実行できないなー」と言いながら、いそいそとセミナーとか勉強会に「インプット」しに行く人が多い。そして帰ってきて「やること一杯だけど時間ないわー」と仰います。なぜでしょう。

インプットは楽しいからです。「これを実践したら色々凄いことが起こりそうだ!ワクワク」となります。

インプットすると、夢の未来・・理想の世界・・それが実現に近づいたような気がします。多くのインプットは甘い味がします。妄想は鳥のように羽ばたいて、どんどん広がります。

一方、アウトプットはつらい。苦い。想定外のことが起こるし、難しいし、色々他に仕事あるし、忙しいし・・。実行は、亀の歩みです。遅い。遅い。これだけ時間掛けて、これだけしか進んでない。遅い。無力感。これはもうダメかも。

結果、「この件はちょっと保留」と判断し、アウトプットしないで、次のインプットをしにいきます。新しくインプットをします。すると、アウトプット待ちが溜まっていきます。16時間が32時間、48時間・・。通常業務もあります。溜まる一方です。

「インプットしない」方が効率的

「ちょっと保留」?
いえ実際は、前述の通り、保留じゃなくて「忘却」ですよね。

最終的には、インプット内容を忘れます。「実行待ち」が減って、気が楽になりました。どうせ着手しないんなら、忘れてしまえばいいわけです。

ただ・・・忘れるなら、インプットの時間が勿体ないですよね。最初からインプットしてないのと同じですから。。その時間を、実行に使っていたら良かったのではないですか。

交流会や勉強会のために、丸1日、会社を空ける人はいると思います。でも、「新しく学んだノウハウを実行するために、丸1日缶詰になる」という人は、どれだけいるでしょうか?

インプットしてもどうせ忘れるなら、インプットせずに、アウトプットに時間を充てませんか。そうすれば進みます。インプットとアウトプットはバランス取りましょう

※かくいう私自身、積ん読本が東京スカイツリー状態ですけども。

「アウトプット比率」を増やすためには

いやでも、それができれば苦労しない。なぜなら、前述の通りアウトプットの方が難しいからです。

楽しいインプットの誘惑に耐え、つらい苦しいアウトプットを増やすためには。。どうしたらいいんでしょうか?

手を広げずに「絞る」

「名案」がたくさんあっても、それは、自社で本当に効果があるものですか?「やらないよりはやった方が良い」程度のものや、「正直そんなに変わらないもの」が混ざってませんか?

「せっかく手間かけて得た情報だから実行しないともったいない」などと、「情報の貧乏性」になってはいないでしょうか。時間がないんです。厳選しましょう。

バイキングで全ての料理を食べることができないのと同じです。おそらくあなたは「少食」ですよね。ハンバーグとエビフライ、どちらも食べたいけど食べきれるかな・・という状況で、「取り敢えず載せる」って両方とも皿に載せてませんか?

安易な判断が、未来の自分を苦しめます。

どちらを選ぶか真剣に考えましょう。その決断が、未来の自分を救います。

判断するために「全て洗い出す」

ということで、「色んな仕事の中から優先度を判断」する必要があります。

そのためには・・・「比べる」必要があります。そして、比べるためには一箇所に置いてある必要があります。

やるべき仕事候補は、「一箇所に」「リスト化」されていますか?頭の中の情報、ノートの情報、PC内の情報、SNS上の情報、evernoteの・・メモ帳の・・カレンダーの・・情報の置き場所が散らばっていると比べられませんよね。並んでいないと、比べられません。

すべて書き出しましょう。文字にして見比べましょう。

更に、目の前の至急案件や日々のルーチン以外の、「いつかやりたいこと」「なんとなくやりたいこと」「準備しておいた方が良さそうなこと」「気になる動向」「気付いたこと」まで書き出しておく。すると、頭が軽くなります。

※この記事もおすすめです!

判断するために「1カ所に集める」

ということで、ToDoやアイデアをたくさん書き出しました。この際、「大量の情報を置いて比べるための場所」が必要になります。情報を、置き場所において、並べて、比べて、選びましょう。

手帳やノートはダメですよ。一覧性がないし、並び変えられないし、書き換えにくいし、補足しにくいし・・大量のToDo情報を管理するには向いていません。

※紙には「瞬時に書き込める」という利点がありますが、気軽にどんどん書き込んでも「やることリストが増える」ので、逆効果。素早く書き込めても、優先順位付けとは別の話です。「紙ベースの記録で足りているよ」という人は、「目前のToDo」だけを管理するために使ってるんじゃないでしょうか。それだと「目の前のことしか対応できない」ので、「長期的な計画」を立てられていないのではありませんか?

道具が非効率で遅いと、仕事も遅くなります。ちゃんと選びましょう!

誰かと取り組む

1人でやっていると、煮詰まります。意思も弱くなります。

「いつの間にかやらなくなる」つまり風化することってありますよね。これも1人でやっているからです。人間は、そういうものです。

(おそらく) 1人で金メダルを取った人はいません。常に誰か伴走者がいるはずです。

努力の過程や意思決定を「誰かに報告しながら取り組んでいく」ことで、煮詰まることなく、集中して取り組むことができます。 報告相手を作りましょう。

まとめ

そういうわけで、「アウトプット重視」スタイルをお勧めします!
以下、まとめです。

なぜ、実践できないのか?

インプットのほうが楽しいから、フラフラそっちに流れるわけです。

– 1:アウトプットの方が「時間が掛かる」から
– 2:アウトプットの方が「つらい」から

忘れるくらいなら、「インプットしない」方が効率的。インプットを減らして、アウトプットを増やしましょう。

これ、本をやたら買い込んでしまう心理も同じですね。買うほうが読むよりラクですから。

「アウトプット比率」を増やすためには?

手を広げずに「絞る」
「せっかく手間かけて得た情報だから実行しないともったいない」などと、「情報の貧乏性」になってはいないでしょうか。時間がないんです。優先順位を厳しく判断しましょう。

判断するために「全て洗い出す」
優先順位を決めるためには、比べる必要があります。比べるためには「一箇所に置いてある」必要があります。だから、あちこちに散らばっている情報を、ガリガリ書き出して、並べてみましょう。優先順位を判断しやすくなります。

誰かと取り組む
1人でやっていると、煮詰まります。風化しやすくなります。当然です。金メダリストには、必ず「伴走してくれる人」がいます。報告相手を作りましょう。努力の過程や意思決定を「誰かに報告しながら取り組んでいく」ことで、煮詰まることなく、集中して取り組むことができます。

お手伝いしましょうか?

ちょっと宣伝。
実行力に不安がある方は、弊社がお手伝いできるかもしれません。

まず、「優先度を厳しく判断」するのが難しいですよね。何をやるべきか。そして、何は後回しでもよいか。後回しの判断こそが大切。その判断には経験や知識が必要です。なので、弊社コンサルタントが優先順位付けを手伝います。

あと、声がけです。自分の取り組みに対して、誰かが「順調ですね」「ちょっとペース落ちてませんか」などと声をかけてくれると、実行力が上がります。ただ、あなたが何を目指しているか、何が苦手かを知っている人じゃないと意味がない。そこで、弊社コンサルタントは「御社の背景と方向」を深く理解し、その上で伴走し、声がけをします。

細々した相談もお受けします。情報の置き場所をどうするか、突発のトラブルをどう捌くか・・といったご相談もお受けしますから、もう一人で悩まなくて済みます。

そんなサービスです。

コンサルタントが伴走した事例や、利用者の声は、下記のページにたくさん載っています。興味のある方は、あわせてご覧ください。

PS
「アウトプット時間が全く取れない」人は、インプットを減らしましょう。それでもまだ忙しい人は、弊社コンサルタントが、「忙しさを緩和する提案」ができます^^
興味のある方は、以下のページをご覧ください。

カテゴリー: EC業務の効率化

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